2026年版・5-6

5-6 C型肝炎訴訟と適正使用の啓発活動の一問一答

登録販売者試験「第5章:医薬品の適正使用・安全対策」から、5-6 C型肝炎訴訟と適正使用の啓発活動に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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アプリ形式で解く(全470問) 第5章:医薬品の適正使用・安全対策の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-6

C型肝炎訴訟に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①催眠鎮静剤の使用によって胎児に四肢欠損等が生じた事件に関する訴訟である。
  • ②脳外科手術で使用された医療機器を介して感染症が広がった事件に関する訴訟。
  • ③血液製剤の投与を受けたことでC型肝炎ウイルスに感染したことに関する訴訟。
  • ④整腸剤の使用によって亜急性脊髄視神経症が発生した事件に関する訴訟である。
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正解 ③血液製剤の投与を受けたことでC型肝炎ウイルスに感染したことに関する訴訟。
解説
C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血等の際に、特定の血液製剤(フィブリノゲン製剤等)の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに関する損害賠償訴訟です。

他の選択肢の誤り:
・胎児に四肢の欠損が生じた事件とするもの:睡眠や鎮静のための成分をめぐる別の薬害であり、この訴訟とは原因も被害も異なります。
・手術で使われた医療機器を介した感染とするもの:脳の手術に用いられた別の製品をめぐる事件です。
・整腸剤による神経の障害とするもの:これも別の薬害として知られる事件であり、混同できません。
問25-6

C型肝炎訴訟を契機として制定された法律に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①この訴訟の結果として、血液製剤の製造・販売自体が禁止されたといわれている。
  • ②この訴訟を契機として、一般用医薬品の販売が全面的に禁止されたといわれている。
  • ③医薬品副作用被害救済制度そのものが、この訴訟をきっかけとして創設されたといわれている。
  • ④特定フィブリノゲン製剤等によるC型肝炎感染被害者を救済する給付金支給法が制定された。
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正解 ④特定フィブリノゲン製剤等によるC型肝炎感染被害者を救済する給付金支給法が制定された。
解説
C型肝炎訴訟の和解を踏まえ、特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法(薬害肝炎救済法)が制定されました。医薬品副作用被害救済制度は、スモン訴訟等を契機に創設された、別の既存の制度です。

他の選択肢の誤り:
・血液製剤の製造販売が禁止されたとするもの:必要な医療のために用いられており、禁止されたわけではありません。
・一般用医薬品の販売が全面的に禁止されたとするもの:この訴訟とは関係のない内容です。
・副作用被害救済制度が創設されたとするもの:その制度はより前の別の薬害を契機に作られたものです。
問35-6

医薬品の適正使用に関する啓発活動として、毎年10月17日を含む「薬と健康の週間」の目的に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①医薬品の特質や使用取扱い等について、正しい知識の普及を図る啓発活動とされる。
  • ②医療用医薬品の値下げを行政に働きかけることを目的とした活動であるとされる。
  • ③特定の企業の医薬品の販売促進を目的とした活動であるとされている。
  • ④医薬品の広告を制限し、販売数量を抑制することを目的とした活動であるとされる。
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正解 ①医薬品の特質や使用取扱い等について、正しい知識の普及を図る啓発活動とされる。
解説
「薬と健康の週間」(毎年10月17日〜23日)は、医薬品の持つ特質及びその意義について、正しい知識を広く生活者に浸透させることを目的とした啓発活動です。

他の選択肢の誤り:
・値下げを働きかけるとするもの:価格に関する運動ではなく、正しい知識を広めるための取り組みです。
・特定企業の販売促進とするもの:公的な啓発活動であり、営業のための行事ではありません。
・販売数量を抑えることを目的とするもの:使う量を減らすことではなく、適切に使えるようにすることを目指しています。
問45-6

「ダメ。ゼッタイ。」普及運動に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①医療機関の受診勧奨を目的とした運動であり、薬物乱用とは関係がないとされる。
  • ②薬物乱用防止を目的とした運動であり、期間が定められて実施されている。
  • ③登録販売者試験の受験者のみを対象とした啓発運動であるといわれている。
  • ④医薬品の適正な廃棄方法についてのみ啓発する運動であるといわれている。
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正解 ②薬物乱用防止を目的とした運動であり、期間が定められて実施されている。
解説
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、6月20日から7月19日までの1ヶ月間、国際麻薬乱用撲滅デー(6月26日)を含む形で、薬物乱用防止を目的として実施されています。

他の選択肢の誤り:
・受診勧奨が目的で乱用とは関係がないとするもの:この運動は乱用を防ぐことを目的として行われています。
・試験の受験者だけを対象とするもの:広く一般に向けた運動であり、対象を限る性質のものではありません。
・廃棄方法だけを啓発するとするもの:捨て方ではなく、薬物に手を出さないことを伝える運動です。
問55-6

一般用医薬品の乱用と薬物乱用防止の啓発活動に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①薬物乱用防止の啓発は、高校生以上を対象とした活動に限定されるとされている。
  • ②一般用医薬品の乱用防止の啓発は、医療用医薬品にのみ関係するとされている。
  • ③乱用が違法な薬物の乱用につながることもあり、小中学生からの啓発が重要とされる。
  • ④一般用医薬品の乱用が、違法な薬物の乱用のきっかけになることはないとされている。
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正解 ③乱用が違法な薬物の乱用につながることもあり、小中学生からの啓発が重要とされる。
解説
一般用医薬品の乱用が、違法な薬物の乱用のきっかけになる場合があるとされ、そうした健康被害の防止を図るため、小中学生のうちからの啓発が重要とされています。

他の選択肢の誤り:
・高校生以上に限られるとするもの:早い段階から伝えることが大切とされており、対象を限る考え方とは逆です。
・医療用医薬品にのみ関係するとするもの:市販薬の過量服用が実際に問題となっています。
・違法な薬物のきっかけにならないとするもの:身近な薬の乱用がその入り口になりうる点が、啓発が重視される理由です。
問65-6

医薬品の適正使用に関する啓発活動の意義に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①違法な薬物の乱用は社会的な弊害を生じるおそれがあり、防止の啓発が行われている。
  • ②医薬品の適正使用の重要性について、小中学生のうちから啓発することが重要とされる。
  • ③医薬品の適正使用の啓発は、登録販売者を含む医薬関係者にとっても重要な取り組みである。
  • ④薬物乱用は、乱用者自身の健康だけの問題であり、社会的な影響は生じないとされる。
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正解 ④薬物乱用は、乱用者自身の健康だけの問題であり、社会的な影響は生じないとされる。
解説
薬物乱用は乱用者自身の健康を害するだけでなく、社会的な弊害を生じるおそれがあるとされており、だからこそ啓発活動が重要視されています。

他の選択肢の誤り:
・社会的な弊害が生じるおそれ:本人以外にも影響が及ぶことが、啓発が行われる理由の一つです。
・小中学生のうちからの啓発が重要:早い段階での働きかけが効果的とされています。
・医薬関係者にとっても重要な取り組み:店頭での声かけも啓発の一部であり、いずれも正しい内容です。
問75-6

医薬品の副作用等に関する過去の事例(薬害)から得られる教訓として、正しいものはどれか。

  • ①副作用等の情報を継続的に把握し、被害の拡大防止に努めることが求められる。
  • ②薬害はいずれも予測が容易であったため、現在では発生し得ないとされる。
  • ③過去の薬害は、原因医薬品が販売中止になれば、それ以上教訓とする必要はない。
  • ④薬害の教訓は、製薬企業のみが意識すべきものであり、販売者には関係がない。
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正解 ①副作用等の情報を継続的に把握し、被害の拡大防止に努めることが求められる。
解説
過去の薬害事件の教訓を踏まえ、医薬品を取り扱う専門家は、副作用等の情報を継続的に把握し、被害の拡大防止に努めることが求められています。

他の選択肢の誤り:
・予測が容易で現在は発生しないとするもの:発売前の試験だけでは分からない被害があるからこそ、市販後の情報収集が続けられています。
・販売中止で教訓は不要になるとするもの:同じ過ちを繰り返さないための教訓は残ります。
・企業だけが意識すべきとするもの:販売の現場で異変に気づくことが被害の拡大を防ぎます。
問85-6

登録販売者が適正使用の啓発活動に関わる意義として、最も適切なものはどれか。

  • ①啓発活動は、プレミアム会員向けの学習コンテンツにのみ関係するものである。
  • ②地域の学校教育や啓発活動を通じて、適正使用の重要性を伝える一翼を担う。
  • ③啓発活動は行政のみが行うべきものであり、登録販売者が関与する余地はない。
  • ④啓発活動への関与は、登録販売者の業務範囲を逸脱する行為であるとされる。
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正解 ②地域の学校教育や啓発活動を通じて、適正使用の重要性を伝える一翼を担う。
解説
薬剤師や登録販売者等の医薬関係者は、地域における啓発活動を通じて、医薬品の適正使用の重要性について理解を広める役割を担うことが期待されています。

他の選択肢の誤り:
・有料の学習内容にのみ関係するとするもの:啓発は広く生活者に向けたものであり、そのような限定はありません。
・行政だけが行うべきとするもの:関係する団体や専門家も担い手として期待されています。
・業務範囲を逸脱するとするもの:正しい知識を伝えることは、店頭での情報提供と同じ趣旨の活動です。
問95-6

医薬品副作用被害救済制度とC型肝炎救済法の関係に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①薬害肝炎救済法は、医薬品副作用被害救済制度を廃止するために制定されたとされる。
  • ②C型肝炎訴訟の対象となった被害は、医薬品副作用被害救済制度で全て救済された。
  • ③血液製剤による感染被害は、薬害肝炎救済法に基づく給付金制度で対応が図られた。
  • ④医薬品副作用被害救済制度は、C型肝炎訴訟をきっかけに初めて創設された制度とされる。
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正解 ③血液製剤による感染被害は、薬害肝炎救済法に基づく給付金制度で対応が図られた。
解説
C型肝炎訴訟を受けて制定された特別措置法(薬害肝炎救済法)に基づき、特定の血液製剤による感染被害者への給付金の支給が行われています。医薬品副作用被害救済制度は、これとは別にスモン訴訟等を契機に創設された制度です。

他の選択肢の誤り:
・救済制度を廃止するために制定されたとするもの:既存の制度はそのまま存続しており、廃止のための法律ではありません。
・すべて救済制度で救済されたとするもの:感染による被害はその制度では扱えず、別の仕組みが必要でした。
・救済制度がこの訴訟を機に創設されたとするもの:それより前の別の薬害を契機に作られています。
問105-6

医薬品の適正使用に関する啓発活動の実施主体に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①啓発活動は、医療機関の職員以外が関与することは認められていないとされる。
  • ②啓発活動の実施は、法令により明確に禁止されているといわれている。
  • ③啓発活動は、特定の一企業のみが独占的に実施するものであるとされる。
  • ④国や自治体、関係団体等が主体となり、学校や地域社会と連携し行われている。
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正解 ④国や自治体、関係団体等が主体となり、学校や地域社会と連携し行われている。
解説
医薬品の適正使用や薬物乱用防止の啓発活動は、国や自治体、関係団体等が主体となり、学校教育や地域社会と連携しながら実施されています。

他の選択肢の誤り:
・医療機関の職員以外は関与できないとするもの:学校や地域の関係者を含めて幅広く行われています。
・法令で禁止されているとするもの:むしろ推進されている取り組みです。
・一企業が独占的に行うとするもの:公益のための活動であり、特定の企業のものではありません。

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