2026年版・3-9

3-9 眼科用薬・耳鼻科用薬・歯科口腔用薬の一問一答

登録販売者試験「第3章:主な医薬品とその作用」から、3-9 眼科用薬・耳鼻科用薬・歯科口腔用薬に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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アプリ形式で解く(全470問) 第3章:主な医薬品とその作用の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-9

点眼薬に配合される「ネオスチグミンメチル硫酸塩」の働きはどれか。

  • ①目のピント調節機能を改善し、眼精疲労を和らげる。
  • ②目の血管を収縮させて、充血を取り除くとされる。
  • ③ヒスタミンの働きを抑えて、目の痒みを止めるとされる。
  • ④細菌を殺菌して、ものもらいを治すとされているものである。
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正解 ①目のピント調節機能を改善し、眼精疲労を和らげる。
解説
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)の働きを阻害することで、アセチルコリンの働きを強め、ピント調節を行う毛様体筋の働きを助け、眼精疲労を和らげます。

他の選択肢の誤り:
・「血管を収縮させ充血を取り除く」:これは血管収縮成分(テトラヒドロゾリン等)の働きであり、ネオスチグミンメチル硫酸塩の働きではありません。
・「ヒスタミンの働きを抑え痒みを止める」:これは抗ヒスタミン成分の働きであり、ネオスチグミンメチル硫酸塩の働きではありません。
・「細菌を殺菌してものもらいを治す」:これは抗菌成分の働きであり、ネオスチグミンメチル硫酸塩に殺菌作用はありません。
問23-9

眼科用薬の配合成分とその働きの組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  • ①テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 血管収縮作用により、目の充血を除去する
  • ②クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 抗ヒスタミン作用により、目の痒みを抑える
  • ③コンドロイチン硫酸エステルナトリウム ― 角膜の乾燥を防ぎ、保護する
  • ④プラノプロフェン ―――――― 細菌の細胞壁を破壊して殺菌するとされる
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正解 ④プラノプロフェン ―――――― 細菌の細胞壁を破壊して殺菌するとされる
解説
プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)であり、炎症の原因となるプロスタグランジンの生成を抑えることで炎症を鎮める成分です。細菌の細胞壁を破壊するような殺菌作用は持ちません。

他の選択肢について(いずれも正しい組み合わせ):
・「テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 血管収縮で充血除去」:血管を収縮させることで目の充血を除去する成分です。
・「クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 抗ヒスタミン作用で痒みを抑える」:ヒスタミンの働きを抑えることで、目の痒みなどのアレルギー症状を抑える成分です。
・「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム ― 角膜の乾燥を防ぎ保護」:角膜の表面を保護し、乾燥を防ぐ成分です。
問33-9

緑内障の診断を受けている人が、使用を避けるか相談すべき点眼薬の成分はどれか。

  • ①人工涙液(塩化カリウム等)
  • ②ビタミンB12(シアノコバラミン)
  • ③抗コリン成分(アトロピン等)や抗ヒスタミン成分、血管収縮成分
  • ④サルファ剤(スルファメトキサゾール)
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正解 ③抗コリン成分(アトロピン等)や抗ヒスタミン成分、血管収縮成分
解説
これらの成分は、瞳孔を開かせる散瞳作用等によって眼圧を上昇させ、緑内障の症状を悪化させる恐れがあります。特に抗コリン成分は、緑内障のある人にとって禁忌となるケースが多い成分です。

他の選択肢の誤り:
・「人工涙液」:涙液に近い成分で目を潤す働きをするものであり、緑内障の人が特に避けるべき成分ではありません。
・「ビタミンB12」:目の調節機能を助ける栄養成分であり、緑内障を悪化させる作用は知られていません。
・「サルファ剤」:細菌感染を防ぐ抗菌成分であり、緑内障の悪化とは直接関係のない成分です。
問43-9

コンタクトレンズ装着時の点眼薬使用に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①ソフトコンタクトレンズをしたままでも、防腐剤を含む点眼薬を使用して問題ない。
  • ②ハードコンタクトレンズを装着している時は、決していかなる点眼薬も使用してはならない。
  • ③「コンタクトレンズ用」と記載された点眼薬以外は、原則としてレンズを外して点眼する。
  • ④点眼した後すぐにレンズを装着すれば、レンズと目の間に薬液が留まり効果的である。
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正解 ③「コンタクトレンズ用」と記載された点眼薬以外は、原則としてレンズを外して点眼する。
解説
ソフトコンタクトレンズは薬剤や防腐剤(ベンザルコニウム塩化物等)を吸着しやすく、レンズの変形や角膜障害の原因となることがあるため、「コンタクトレンズ用」と明記された点眼薬以外は、レンズを外してから点眼するのが原則です。点眼後は5分以上あけてからレンズを装着するのが望ましいとされています。

他の選択肢の誤り:
・「ソフトレンズをしたまま防腐剤入り点眼薬を使用しても問題ない」:防腐剤等がレンズに吸着し、レンズの変形や角膜障害を招く恐れがあるため問題があります。
・「ハードレンズ装着中はいかなる点眼薬も使用不可」:「コンタクトレンズ用」等、装着したまま使用できる点眼薬も存在するため、一律に使用できないわけではありません。
・「点眼後すぐにレンズを装着すれば効果的」:点眼直後にレンズを装着すると、薬液がレンズに吸着してしまい、十分な効果が得られにくくなります。
問53-9

点鼻薬に配合される「ナファゾリン塩酸塩」の使用上の注意として、正しいものはどれか。

  • ①連用すると、かえって鼻づまりがひどくなる(二次充血)ことがある。
  • ②抗ヒスタミン成分であるため、強い眠気がとても出やすいとされている。
  • ③局所麻酔の作用があるため、鼻の痛みを止める目的で使用される。
  • ④殺菌作用が非常に強いため、化膿性の鼻炎に最適であるとされる。
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正解 ①連用すると、かえって鼻づまりがひどくなる(二次充血)ことがある。
解説
ナファゾリン塩酸塩は血管収縮成分で、使いすぎると血管が反応しにくくなり、リバウンド現象として逆に鼻の粘膜が腫れてしまう二次充血(点鼻薬性鼻炎)を起こすことがあります。

他の選択肢の誤り:
・「抗ヒスタミン成分で眠気が出やすい」:ナファゾリン塩酸塩は抗ヒスタミン成分ではなく、アドレナリン作動性の血管収縮成分です。
・「局所麻酔作用で鼻の痛みを止める」:ナファゾリンの主な働きは血管収縮であり、局所麻酔を主目的とした成分ではありません。
・「殺菌作用が強く化膿性鼻炎に最適」:ナファゾリンに殺菌作用はなく、化膿性の鼻炎に対する主目的の成分ではありません。
問63-9

歯痛・歯槽膿漏薬に配合される「ヒノキチオール」の主な作用はどれか。

  • ①歯の神経をとても強く麻痺させることで、痛みを止めるとされている。
  • ②抗菌作用、抗炎症作用、収斂作用を示し、歯肉炎等の症状を緩和する。
  • ③歯のエナメル質を完全に修復して、知覚過敏を治すとされている。
  • ④唾液の分泌を強く抑制することで、口内細菌の繁殖を防ぐとされる。
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正解 ②抗菌作用、抗炎症作用、収斂作用を示し、歯肉炎等の症状を緩和する。
解説
ヒノキチオールはヒバなどの木から発見された成分で、抗菌作用、抗炎症作用、収斂作用を示し、歯肉炎等の症状を緩和する目的で歯痛・歯槽膿漏薬に配合されます。なお、歯痛薬には局所麻酔成分(ジブカイン等)や殺菌成分(セチルピリジニウム等)も別途配合されることがあります。

他の選択肢の誤り:
・「歯の神経を麻痺させて痛みを止める」:これは局所麻酔成分の働きであり、ヒノキチオールの主な作用ではありません。
・「エナメル質を修復して知覚過敏を治す」:ヒノキチオールにこのようなエナメル質修復作用は特筆されていません。
・「唾液の分泌を抑制して細菌繁殖を防ぐ」:ヒノキチオールの働きは抗菌・抗炎症・収斂作用であり、唾液分泌の抑制を主目的とする成分ではありません。
問73-9

口内炎治療薬に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①口内炎はどのような場合でも必ずウイルスの感染のみが原因となるため、抗ウイルス薬の使用が必須であるとされる。
  • ②ステロイド成分(トリアムシノロンアセトニド等)を含む製剤は、痛みを伴う重度の口内炎に効果的である。
  • ③患部を保護するパッチ剤は、貼ったまま食事をしても絶対に剥がれないよう強力な接着剤が使われている。
  • ④漢方薬の「茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)」が、あらゆる口内炎によく効く万能な特効薬であるとされる。
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正解 ②ステロイド成分(トリアムシノロンアセトニド等)を含む製剤は、痛みを伴う重度の口内炎に効果的である。
解説
トリアムシノロンアセトニド等のステロイド成分は、抗炎症作用によって治癒を早める効果が期待できます。ただし、カンジダ菌等が原因となる感染性の口内炎には使用してはいけません。

他の選択肢の誤り:
・「口内炎はウイルス感染のみが原因で抗ウイルス薬が必須」:口内炎の原因はウイルス感染だけでなく、細菌感染、栄養不足、ストレス、物理的な刺激など様々であり、抗ウイルス薬が必須というわけではありません。
・「パッチ剤は食事中も絶対に剥がれない」:パッチ剤は患部に貼って保護するものですが、食事の状況等によっては剥がれることもあり、「絶対に剥がれない」という記述は不正確です。
・「茵蔯蒿湯があらゆる口内炎に効く万能な特効薬」:茵蔯蒿湯は口渇や便秘を伴うじんましん・口内炎・皮膚炎・黄疸等に用いられる漢方処方の一つですが、口内炎の原因は様々であり、特定の一つの漢方薬があらゆる口内炎に効く「万能な特効薬」というわけではありません。
問83-9

禁煙補助薬(ニコチン置換療法)に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①ガムタイプは、噛み続けるとニコチンが唾液と共に飲み込まれ、胃から吸収される。
  • ②パッチタイプは、皮膚からニコチンを吸収させ、血中濃度を一定に保つ。
  • ③ニコチンを含まないため、心臓病や妊婦でも自由に使用できるとされる。
  • ④禁煙補助薬を使用しながら喫煙しても、ニコチン過剰摂取にはならない。
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正解 ②パッチタイプは、皮膚からニコチンを吸収させ、血中濃度を一定に保つ。
解説
パッチタイプの禁煙補助薬は、皮膚からニコチンを持続的に吸収させることで、血中のニコチン濃度を一定に保ちながら、離脱症状を抑えつつ徐々に禁煙へ導く仕組みです。

他の選択肢の誤り:
・「ガムタイプは唾液と共に飲み込まれ胃から吸収される」:ガムタイプは口腔粘膜から吸収させる設計になっており、唾液を飲み込まずに頬の内側に留めておくような使い方が必要とされています。
・「ニコチンを含まないため心臓病や妊婦でも自由に使用できる」:禁煙補助薬にはニコチンが含まれており、心臓病がある人や妊婦は使用に注意が必要です。
・「喫煙と併用してもニコチン過剰摂取にならない」:禁煙補助薬を使用しながら喫煙すると、体内のニコチン濃度が過剰になる恐れがあるため厳禁とされています。
問93-9

禁煙補助薬(ガム)の使用上の注意として、誤っているものはどれか。

  • ①コーヒーや炭酸飲料など、口腔内を酸性にする飲み物を摂取した直後は吸収が悪くなる。
  • ②顎関節症のある人は、症状を悪化させる可能性があるため使用を避けるべきである。
  • ③急激に噛むと、多量のニコチンが放出され、吐き気やめまいを起こすことがある。
  • ④使用中は、禁煙によるストレスを軽減するため、抗うつ薬を併用することが推奨される。
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正解 ④使用中は、禁煙によるストレスを軽減するため、抗うつ薬を併用することが推奨される。
解説
ニコチンには交感神経刺激作用があり、他の医薬品との相互作用に注意が必要です。抗うつ薬等との自己判断による併用は避け、必要であれば医師の指導の下で行うべきであり、一律に併用が推奨されるものではありません。

他の選択肢について(いずれも正しい記述):
・「酸性の飲み物摂取直後は吸収が悪くなる」:ニコチンガム中の成分はアルカリ性の条件で吸収されやすいため、コーヒーや炭酸飲料等で口腔内が酸性になっていると吸収が悪くなります。
・「顎関節症の人は使用を避けるべき」:ガムを噛む動作が顎に負担をかけるため、顎関節症のある人は症状悪化の可能性があり、使用を避けるべきとされています。
・「急激に噛むと多量のニコチンが放出され吐き気等」:ゆっくり噛むことが推奨されており、急激に噛むと一度に多量のニコチンが放出され、吐き気やめまいなどの症状を起こすことがあります。
問103-9

「洗眼薬」の使用について、正しい記述はどれか。

  • ①目の周りの化粧や汚れを事前によく落とさずに使用しても、洗浄効果でとても綺麗になるとされる。
  • ②コンタクトレンズを装着したまま洗眼することで、レンズの汚れもよく落とせるとされる。
  • ③涙液に含まれる成分(ムチン等)まで洗い流してしまう恐れがあるため、過度な使用は避ける。
  • ④家族間で同じカップを使い回しても、抗菌成分が入っているため感染の心配はないとされる。
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正解 ③涙液に含まれる成分(ムチン等)まで洗い流してしまう恐れがあるため、過度な使用は避ける。
解説
涙液には目を保護するムチンなどの成分が含まれており、洗眼薬で過度に洗い流してしまうと、かえって目の表面の保護機能が低下し、ドライアイなどの原因になることがあります。

他の選択肢の誤り:
・「化粧や汚れを落とさず使用しても綺麗になる」:目の周りの化粧や汚れが残った状態で使用すると、それらが目に入り込む恐れがあり、あらかじめ落としてから使用することが望ましいです。
・「コンタクトレンズを装着したまま洗眼できる」:レンズを装着したまま洗眼すると、レンズに薬液や汚れが吸着する恐れがあるため、レンズを外してから使用するべきです。
・「カップを使い回しても感染の心配はない」:家族間であっても同じカップを使い回すと、目やにや涙液を介して感染症がうつる恐れがあるため、個人専用の容器を使用するべきです。

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