2026年版・3-8

3-8 婦人薬・アレルギー用薬・泌尿器薬の一問一答

登録販売者試験「第3章:主な医薬品とその作用」から、3-8 婦人薬・アレルギー用薬・泌尿器薬に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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アプリ形式で解く(全470問) 第3章:主な医薬品とその作用の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-8

婦人薬に配合される生薬成分「センキュウ(川芎)」や「トウキ(当帰)」の主な作用はどれか。

  • ①腸を強く刺激して、排便をかなり無理やり促すとされている。
  • ②血行を促進し、体を温めて、生理不順や冷え性を改善する。
  • ③強力な抗菌作用があり、細菌感染を防ぐとされている。
  • ④尿量を大きく増やして、むくみを取る(利尿作用のみ)。
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正解 ②血行を促進し、体を温めて、生理不順や冷え性を改善する。
解説
センキュウやトウキは、シャクヤク、ジオウなどとともに、体の「血(けつ)」の巡りを整える生薬として知られ、血行を促進し体を温めることで生理不順や冷え性を改善する働きが期待され、四物湯などの婦人薬によく配合されます。

他の選択肢の誤り:
・「腸を刺激して排便を促す」:これは刺激性瀉下成分の働きであり、センキュウやトウキの主な作用ではありません。
・「強力な抗菌作用で細菌感染を防ぐ」:これらの生薬に、細菌感染を防ぐような強力な抗菌作用は特筆されていません。
・「尿量を増やしてむくみを取る」:これは利尿作用を持つ別の生薬の働きであり、センキュウやトウキの主な作用ではありません。
問23-8

女性ホルモン成分(エチニルエストラジオール等)に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①長期連用しても血栓症のリスクはなく、予防のため毎日服用すべきである。
  • ②人工的に合成された成分であり、妊娠中の女性が服用しても胎児への影響はない。
  • ③更年期障害に伴うのぼせや発汗などの症状を緩和する目的で使用される。
  • ④膣粘膜に適用する外用薬は存在せず、すべて内服薬であるとされている。
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正解 ③更年期障害に伴うのぼせや発汗などの症状を緩和する目的で使用される。
解説
エチニルエストラジオール等の女性ホルモン成分は、更年期に女性ホルモンの分泌が低下することで生じるのぼせや発汗などの症状を緩和する目的で使用されます。

他の選択肢の誤り:
・「血栓症のリスクはなく予防のため毎日服用すべき」:女性ホルモン成分には血栓症のリスクがあり、血栓性静脈炎等の既往がある人は使用できず、予防目的での毎日の服用も推奨されません。
・「妊娠中に服用しても胎児への影響はない」:女性ホルモン成分は妊婦が使用すると胎児に影響を及ぼすおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる人は使用を避ける必要があります。
・「外用薬は存在せずすべて内服薬」:女性ホルモン成分にはクリーム等の外用薬も存在し、内服薬に限られるものではありません。
問33-8

アレルギー用薬に配合される「抗ヒスタミン成分」の副作用として、注意すべき症状はどれか。

  • ①著しい眠気、口の渇き、便秘、排尿困難。
  • ②頻尿、下痢、涙目、鼻水などが現れる。
  • ③血圧上昇、動悸、手の震えなどが現れる。
  • ④食欲が著しく増進し、体重が増加する。
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正解 ①著しい眠気、口の渇き、便秘、排尿困難。
解説
抗ヒスタミン成分の多くは抗コリン作用も併せ持つため、著しい眠気のほか、口の渇き、便秘、排尿困難といった副作用が現れることがあります。特に乗物や機械類の運転操作をする人、緑内障や前立腺肥大のある人は注意が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「頻尿、下痢、涙目、鼻水」:涙目や鼻水はアレルギー症状そのものであり、抗ヒスタミン成分の代表的な副作用として注意喚起される症状ではありません。
・「血圧上昇、動悸、手の震え」:これらは主にアドレナリン作動成分(エフェドリン類等)でみられる副作用パターンであり、抗ヒスタミン成分の典型的な副作用ではありません。
・「食欲増進、体重増加」:これらは抗ヒスタミン成分の代表的な副作用として注意喚起されるものではありません。
問43-8

鼻炎用内服薬に配合される「プソードエフェドリン塩酸塩」に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①鼻粘膜の血管を収縮させて、充血や腫れを抑え、鼻づまりを改善する。
  • ②抗ヒスタミン作用により、くしゃみや鼻水を止めるとされている。
  • ③鼻粘膜を殺菌することで、細菌感染を防ぐとされている成分である。
  • ④依存性や交感神経刺激作用はないため、心臓病の人でも安心して使用できる。
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正解 ①鼻粘膜の血管を収縮させて、充血や腫れを抑え、鼻づまりを改善する。
解説
プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分で、鼻粘膜の血管を収縮させることで充血や腫れを抑え、鼻づまりを改善します。メチルエフェドリン等よりも血管収縮作用が強いとされ、高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害、前立腺肥大のある人は原則として使用を避けるなど慎重な判断が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「抗ヒスタミン作用でくしゃみや鼻水を止める」:プソイドエフェドリンはアドレナリン作動成分であり、抗ヒスタミン成分とは作用機序が異なります。
・「鼻粘膜を殺菌して細菌感染を防ぐ」:プソイドエフェドリンにこのような殺菌作用はありません。
・「依存性や交感神経刺激作用はなく心臓病の人でも安心」:プソイドエフェドリンには交感神経刺激作用があり、心臓病や高血圧等の持病がある人は注意が必要な成分です。
問53-8

アレルギー用薬に配合される「クロモグリク酸ナトリウム」の作用機序はどれか。

  • ①ヒスタミンとその受容体との結合を、強くブロックする作用である。
  • ②肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が遊離(放出)されるのを抑える。
  • ③炎症が起きている部位の血管を強く収縮させることで、充血を取る作用である。
  • ④炎症を引き起こすプロスタグランジンの産生を、強く抑える作用である。
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正解 ②肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が遊離(放出)されるのを抑える。
解説
クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が放出されるのをあらかじめ抑える抗アレルギー成分で、症状が出てからよりも、予防的あるいは症状が軽いうちに使用するのが効果的とされています。

他の選択肢の誤り:
・「ヒスタミンと受容体の結合をブロックする」:これは抗ヒスタミン成分の作用機序であり、クロモグリク酸ナトリウムはヒスタミンの放出自体を抑える点で作用機序が異なります。
・「血管を収縮させて充血を取る」:これは血管収縮成分の働きであり、クロモグリク酸ナトリウムの作用機序ではありません。
・「プロスタグランジンの産生を抑える」:これはNSAIDs等の作用機序であり、クロモグリク酸ナトリウムは化学伝達物質の遊離を抑える別の仕組みで働きます。
問63-8

漢方処方「加味逍遙散(かみしょうようさん)」の適応として、特徴的なものはどれか。

  • ①体力がかなり充実しており、便秘の傾向が強く、のぼせや肩こりが非常に強く現れている人に用いられる。
  • ②体力が中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やイライラなどの精神神経症状がある人。
  • ③体力があまりなく、手足がいつも冷えやすい体質であり、貧血の傾向がある人(精神症状は伴わない)に用いられる。
  • ④下腹部に強い痛みがあり、生理不順の傾向があって、唇がひどく渇きやすい人によく用いられるとされる。
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正解 ②体力が中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やイライラなどの精神神経症状がある人。
解説
加味逍遙散は、体力が中等度以下の人で、のぼせ感、肩こり、疲労感に加えて、精神不安やイライラといった精神神経症状を伴う場合に用いられる、更年期障害の代表的な漢方処方です。

他の選択肢の誤り:
・「体力充実で便秘がちでのぼせや肩こりが強い」:これは体力が充実した人向けの別の漢方処方が想定される症状であり、加味逍遙散の適応ではありません。
・「体力がなく手足が冷え貧血傾向(精神症状なし)」:これは冷え症や貧血傾向に用いられる別の漢方処方が想定される症状であり、精神神経症状を特徴とする加味逍遙散とは異なります。
・「下腹部痛があり生理不順で唇が渇く」:これは別の婦人科系漢方処方が想定される症状の組み合わせであり、加味逍遙散の特徴的な適応ではありません。
問73-8

尿素(ウレア)を配合した外用薬の特徴として、正しいものはどれか。

  • ①強力な殺菌作用があり、水虫の治療に用いられるとされる。
  • ②角質層の水分保持能力を高め、硬くなった角質を柔らかくする。
  • ③血管を強く収縮させることで、痒みを止めるとされている。
  • ④抗炎症作用があり、虫刺されによる腫れをよく引かせるとされる。
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正解 ②角質層の水分保持能力を高め、硬くなった角質を柔らかくする。
解説
尿素は角質層の水分保持能力を高め、硬くなった角質を柔らかくする働きがあり、乾燥性皮膚(ドライスキン)やかかとの角化症などに用いられます。刺激があるため、傷口や粘膜への使用は避ける必要があります。

他の選択肢の誤り:
・「強力な殺菌作用があり水虫治療に用いられる」:尿素に殺菌作用はなく、水虫の治療には抗真菌成分が用いられます。
・「血管を収縮させて痒みを止める」:尿素にこのような血管収縮作用はありません。
・「抗炎症作用があり虫刺されの腫れを引かせる」:尿素の主な働きは保湿・角質軟化であり、抗炎症作用を主目的として配合されるものではありません。
問83-8

尿トラブル(頻尿・尿もれ)改善薬に配合される「フラボキサート塩酸塩」の働きはどれか。

  • ①尿量を非常に大きく増やして、膀胱内の細菌を洗い流すとされる。
  • ②膀胱の排尿筋をとても強く収縮させることで、尿を出し切るとされる。
  • ③膀胱の収縮を抑制し、過敏な状態を鎮めて、頻尿や残尿感を改善する。
  • ④腎機能をより高めることで、尿の生成を強く促進するとされている。
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正解 ③膀胱の収縮を抑制し、過敏な状態を鎮めて、頻尿や残尿感を改善する。
解説
フラボキサート塩酸塩は、抗コリン作用等によって膀胱の過剰な収縮を抑制し、過敏になった膀胱の状態を鎮めることで、頻尿や残尿感を改善します。男性の場合、頻尿の背景に前立腺肥大が隠れている可能性もあるため、使用前に医療機関を受診することが推奨されることが一般的です。

他の選択肢の誤り:
・「尿量を増やし膀胱内の細菌を洗い流す」:フラボキサートにこのような利尿作用はなく、膀胱の収縮を抑える働きが中心です。
・「排尿筋を収縮させ尿を出し切る」:実際は逆で、フラボキサートは排尿筋の収縮を抑制する方向に働きます。
・「腎機能を高め尿の生成を促進する」:フラボキサートは腎臓の機能に働きかける成分ではなく、膀胱の過敏な収縮を抑える成分です。
問93-8

生薬成分「ウワウルシ」の主な配合目的はどれか。

  • ①尿路の殺菌・消毒作用により、残尿感や排尿時の不快感を和らげる。
  • ②非常に強力な利尿作用があり、体全体のむくみを取るとされている。
  • ③強い滋養強壮作用により、体力や精力を増強するとされている。
  • ④強い鎮痛作用があり、排尿時の痛みをよく抑えるとされている。
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正解 ①尿路の殺菌・消毒作用により、残尿感や排尿時の不快感を和らげる。
解説
ウワウルシは、体内で代謝されて生じるハイドロキノンという成分が尿路の殺菌・消毒作用を示すことで、残尿感や排尿時の不快感を和らげます。この作用はアルカリ性の尿で高まるとされ、野菜等の摂取が推奨されることがあります。

他の選択肢の誤り:
・「強力な利尿作用によりむくみを取る」:ウワウルシの主目的は尿路の殺菌・消毒であり、強力な利尿作用が主目的の成分ではありません。
・「滋養強壮作用により精力を増強する」:ウワウルシに、精力増強を主目的とするような強い滋養強壮作用は特筆されていません。
・「鎮痛作用により排尿痛を抑える」:ウワウルシの主な働きは殺菌・消毒作用であり、鎮痛作用を主目的として配合されるものではありません。
問103-8

婦人薬等の使用における受診勧奨について、正しい記述はどれか。

  • ①生理不順や不正出血がずっと長く続いている場合でも、婦人薬を飲み続ければ必ず改善するとされる。
  • ②更年期障害と思われる症状でも、甲状腺疾患など他の病気の可能性があるため、改善しない場合は受診する。
  • ③おりものの色やにおいに何らかの異常がある場合でも、市販の膣洗浄液で洗えば受診の必要はないとされる。
  • ④妊娠中に体調の不調を感じた場合には、まず一般用医薬品を試してから、それでもダメなら受診する。
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正解 ②更年期障害と思われる症状でも、甲状腺疾患など他の病気の可能性があるため、改善しない場合は受診する。
解説
のぼせや発汗などの症状は更年期障害だけでなく甲状腺疾患等、他の病気によっても引き起こされることがあるため、婦人薬を使用しても症状が改善しない場合は、自己判断を続けず医療機関を受診することが重要です。

他の選択肢の誤り:
・「不正出血が続いても飲み続ければ必ず改善する」:生理不順や不正出血が長く続く場合、婦人科系の重篤な疾患が隠れている可能性もあり、婦人薬を漫然と飲み続けるのではなく受診を検討すべきです。
・「おりものの異常は膣洗浄液で洗えば受診不要」:おりものの色やにおいの異常は、感染症など受診が必要な病気のサインであることがあり、洗浄だけで済ませるのは適切ではありません。
・「妊娠中はまず一般用医薬品を試す」:妊娠中は胎児への影響を考慮する必要があるため、体調の不調を感じた場合はまず医師に相談することが基本であり、自己判断で一般用医薬品を先に試すべきではありません。

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