2026年版・3-2

3-2 解熱鎮痛薬の一問一答

登録販売者試験「第3章:主な医薬品とその作用」から、3-2 解熱鎮痛薬に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全470問) 第3章:主な医薬品とその作用の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-2

解熱鎮痛薬の働きに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①痛みや熱の原因そのものを取り除き、病気を根本的に治療する。
  • ②脳神経を麻痺させることで、痛みを全く感じなくさせる。
  • ③プロスタグランジンの産生を抑制し、痛みの伝達や発熱を抑える。
  • ④体温調節中枢を刺激して、平熱よりも低い体温まで下げてしまう。
答えと解説を見る
正解 ③プロスタグランジンの産生を抑制し、痛みの伝達や発熱を抑える。
解説
多くの解熱鎮痛成分(NSAIDs)は、シクロオキシゲナーゼという酵素の働きを阻害することで、痛みや発熱を引き起こすプロスタグランジンの産生を抑えます。上昇した体温を平熱まで下げる働きはありますが、平熱よりもさらに低い体温まで下げることはありません。

他の選択肢の誤り:
・「原因そのものを取り除き根本的に治療する」:解熱鎮痛薬は痛みや発熱といった症状を緩和する対症療法薬であり、病気の原因そのものを取り除いて根本的に治療するものではありません。
・「脳神経を麻痺させ痛みを全く感じなくさせる」:解熱鎮痛薬はプロスタグランジンの産生を抑えることで痛みを和らげるものであり、脳神経を麻痺させて感覚をなくすものではありません。
・「平熱よりも低い体温まで下げる」:解熱鎮痛薬は上昇した体温を平熱近くまで下げる働きをするものであり、平熱以下にまで体温を下げるものではありません。
問23-2

アスピリン(アセチルサリチル酸)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①代表的な解熱鎮痛成分であり、血液を固まりにくくする作用もある。
  • ②胃腸障害を起こしやすいため、空腹時の服用は避けることが望ましい。
  • ③ライ症候群発生のリスクがあるため、15歳未満の小児への使用は避ける。
  • ④胃酸を中和する作用があるため、胃痛の時によく使用されるとされる。
答えと解説を見る
正解 ④胃酸を中和する作用があるため、胃痛の時によく使用されるとされる。
解説
アスピリンに胃酸を中和する作用はなく、むしろ副作用として胃腸障害を起こしやすい成分として知られています。胃痛の際に使用される成分ではありません。

他の選択肢について(いずれも正しい記述):
・「代表的な解熱鎮痛成分で血液を固まりにくくする作用もある」:アスピリンには血小板の働きを抑えて血液を固まりにくくする作用もあり、その性質を利用した医療用医薬品(血栓予防薬)も存在します。
・「胃腸障害を起こしやすく空腹時の服用を避ける」:アスピリンは胃腸への刺激が強く、空腹時に服用すると胃腸障害を起こしやすいため注意が必要です。
・「ライ症候群のリスクで15歳未満の使用を避ける」:アスピリン等のサリチル酸系成分は、ライ症候群発生のリスクがあるため、15歳未満の小児への使用は一般的に避けられています。なお、出産予定日12週以内の妊婦も使用できません。
問33-2

アセトアミノフェンに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①抗炎症作用は弱いが、胃腸への負担が比較的少なく、小児用としても使用される。
  • ②ピリン系の解熱鎮痛成分であり、アレルギーを起こしやすいとされている。
  • ③末梢でのプロスタグランジン抑制作用が強く、リウマチの痛みによく効くとされる。
  • ④ライ症候群のリスクが高いため、インフルエンザの時には使用できないとされる。
答えと解説を見る
正解 ①抗炎症作用は弱いが、胃腸への負担が比較的少なく、小児用としても使用される。
解説
アセトアミノフェンは主に中枢神経系への作用によって解熱鎮痛効果を示す成分で、末梢での抗炎症作用は弱いものの、胃腸への負担が比較的少なく、他のNSAIDsが使えない小児やインフルエンザ罹患時にも使用されることが多い成分です。

他の選択肢の誤り:
・「ピリン系でアレルギーを起こしやすい」:アセトアミノフェンはピリン系ではなく非ピリン系の成分であり、この記述は誤りです。
・「末梢での抗炎症作用が強くリウマチによく効く」:アセトアミノフェンは末梢での抗炎症作用が弱いため、炎症を伴うリウマチ等の痛みには、抗炎症作用の強い他のNSAIDsの方が適しているとされます。
・「ライ症候群のリスクが高くインフルエンザ時に使用できない」:ライ症候群のリスクが高いのはサリチル酸系(アスピリン等)であり、アセトアミノフェンはむしろインフルエンザ罹患時にも使用が推奨される成分です。
問43-2

イブプロフェンに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①アスピリンよりも胃腸への刺激が非常に強く、副作用が出やすいとされる。
  • ②抗炎症作用があり、頭痛、生理痛、関節痛など幅広い痛みに用いられる。
  • ③15歳未満の小児に対しても、安全性が高いため推奨される成分である。
  • ④無菌性髄膜炎の副作用はなく、全身性エリテマトーデスの人でも安心である。
答えと解説を見る
正解 ②抗炎症作用があり、頭痛、生理痛、関節痛など幅広い痛みに用いられる。
解説
イブプロフェンは抗炎症作用を持つ解熱鎮痛成分で、頭痛、生理痛、関節痛など幅広い痛みに用いられています。

他の選択肢の誤り:
・「アスピリンより胃腸刺激が強い」:イブプロフェンはアスピリンに比べて胃腸障害が少ないとされていますが、15歳未満の小児には使用できません。
・「15歳未満の小児に安全性が高く推奨」:イブプロフェンは15歳未満の小児への使用が認められておらず、推奨される成分ではありません。
・「無菌性髄膜炎の副作用がなくSLEの人でも安心」:イブプロフェンはまれに無菌性髄膜炎を起こすことがあり、特に全身性エリテマトーデスや混合性結合組織病等の持病がある人はそのリスクが高いため注意が必要です。
問53-2

ピリン系解熱鎮痛成分(イソプロピルアンチピリン)に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①アスピリンやイブプロフェンと全く同一の化学構造を持ち、作用機序も全く同じである。
  • ②一般用医薬品の中で唯一のピリン系成分であり、ピリン疹(薬疹)を起こすことがある。
  • ③解熱鎮痛作用は全くなく、他の成分の働きを助けるためだけに配合されるとされる。
  • ④アレルギーのリスクが非常に低いため、アレルギー体質の人に推奨されるとされる。
答えと解説を見る
正解 ②一般用医薬品の中で唯一のピリン系成分であり、ピリン疹(薬疹)を起こすことがある。
解説
イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で使用される唯一のピリン系解熱鎮痛成分です。ピリン系アレルギーのある人が使用すると、ピリン疹と呼ばれる薬疹を起こすことがあるため注意が必要です。なお、アスピリンやアセトアミノフェンはピリン系ではなく非ピリン系の成分です。

他の選択肢の誤り:
・「アスピリンやイブプロフェンと化学構造が同じ」:イソプロピルアンチピリン(ピラゾロン系)は、アスピリン(サリチル酸系)やイブプロフェン(プロピオン酸系)とは化学構造が異なる成分です。
・「解熱鎮痛作用は全くない」:イソプロピルアンチピリン自体に解熱鎮痛作用があり、他の成分を補助するためだけに配合されるものではありません。
・「アレルギーリスクが低くアレルギー体質の人に推奨」:ピリン系成分はピリン疹などのアレルギーのリスクがあり、アレルギー体質の人には特に注意が必要な成分です。
問63-2

解熱鎮痛薬に配合される「鎮静成分」について、正しい組み合わせはどれか。

  • ①カフェイン ―――― 眠気を強く誘発して、体を休める働きがあるとされる
  • ②ブロモバレリル尿素 ― 脳の興奮を抑え、痛みの感覚を和らげる(依存性に注意)
  • ③マオウ ―――――― 鎮静作用によって、イライラを穏やかに鎮めるとされている
  • ④ビタミンB1 ―――― 神経の興奮を直接的に強く抑制する働きがあるとされる
答えと解説を見る
正解 ②ブロモバレリル尿素 ― 脳の興奮を抑え、痛みの感覚を和らげる(依存性に注意)
解説
ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑えることで痛みの感覚を和らげる鎮静成分として配合されますが、依存性があるため長期連用は避ける必要があります。アリルイソプロピルアセチル尿素も同様の働きを持つ鎮静成分です。

他の選択肢の誤り:
・「カフェインが眠気を誘発する」:カフェインには覚醒作用があり、眠気を誘発するのではなく、むしろ鎮静成分による眠気を抑える目的で配合されます。
・「マオウが鎮静作用でイライラを鎮める」:マオウに含まれるエフェドリンには中枢興奮作用があり、鎮静成分としてイライラを鎮める目的で配合されるものではありません。
・「ビタミンB1が神経の興奮を直接抑制する」:ビタミンB1は神経の働きを助ける栄養成分であり、神経の興奮を直接抑制する鎮静成分としての働きはありません。
問73-2

解熱鎮痛薬の配合成分としての「カフェイン」の役割はどれか。

  • ①プロスタグランジンの産生を抑制することにより、体の熱を下げる働きをする。
  • ②脳の血管を収縮させる作用等により、頭痛を和らげたり、鎮痛効果を補助する。
  • ③胃酸の分泌を強く抑えることで、胃腸の障害を未然に防いでくれるとされる。
  • ④強い眠気を催す作用があり、体の安静をより保ちやすくしてくれるとされる。
答えと解説を見る
正解 ②脳の血管を収縮させる作用等により、頭痛を和らげたり、鎮痛効果を補助する。
解説
カフェインには脳の血管を収縮させる作用等があり、頭痛を和らげたり、解熱鎮痛成分の鎮痛効果を補助したりする目的で配合されます。また、鎮静成分による眠気を抑える目的で配合されることもあります。

他の選択肢の誤り:
・「プロスタグランジンの産生を抑制し熱を下げる」:これはアセトアミノフェンやイブプロフェン等の解熱鎮痛成分の作用機序であり、カフェインの主な役割ではありません。
・「胃酸の分泌を抑え胃腸障害を防ぐ」:カフェインにこのような制酸作用はなく、胃腸障害を防ぐ目的で配合されるものではありません。
・「強い眠気を催し安静を保ちやすくする」:カフェインには覚醒作用があり、眠気を催すのではなく、逆に眠気を抑える方向に働きます。
問83-2

漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」の効能・効果として、最も適切なものはどれか。

  • ①かぜの初期症状や、発熱、寒気を鎮める効能があるとされる。
  • ②急激におこる筋肉の痙攣(けいれん)を伴う痛み、こむら返り。
  • ③慢性的な頭痛やめまい、肩こりを鎮める効能があるとされる。
  • ④胃腸虚弱による下痢や食欲不振を改善する効能があるとされる。
答えと解説を見る
正解 ②急激におこる筋肉の痙攣(けいれん)を伴う痛み、こむら返り。
解説
芍薬甘草湯は、こむら返りのような急激に起こる筋肉の痙攣を伴う痛みに用いられる漢方処方製剤で、症状がある時だけ服用する頓服的な使い方をされることが多い薬です。カンゾウを含むため、連用すると偽アルドステロン症を起こすことがあり注意が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「かぜの初期症状、発熱、寒気」:これは葛根湯など、かぜの初期に用いられる漢方薬の効能であり、芍薬甘草湯の主な適応ではありません。
・「慢性的な頭痛、めまい、肩こり」:これは芍薬甘草湯の主な適応ではなく、別の漢方処方が検討される症状です。
・「胃腸虚弱による下痢、食欲不振」:これは胃腸を整える漢方処方の適応であり、筋肉の痙攣を伴う痛みに用いられる芍薬甘草湯とは異なります。
問93-2

小児の解熱鎮痛薬として最も推奨される成分はどれか。

  • ①アスピリン
  • ②イブプロフェン
  • ③ロキソプロフェン
  • ④アセトアミノフェン
答えと解説を見る
正解 ④アセトアミノフェン
解説
アスピリンはライ症候群のリスク、イブプロフェンやロキソプロフェンは15歳未満の小児への使用制限があるなど、他の解熱鎮痛成分は小児への副作用リスクが指摘されています。そのため、一般用医薬品では小児用の解熱鎮痛薬としてアセトアミノフェン単味の製剤などが広く用いられています。

他の選択肢の誤り:
・「アスピリン」:ライ症候群発生のリスクがあるため、15歳未満の小児への使用は避けるべきとされています。
・「イブプロフェン」:15歳未満の小児への使用は認められておらず、小児用の解熱鎮痛薬としては使用されません。
・「ロキソプロフェン」:イブプロフェンと同様のプロピオン酸系の成分であり、小児への使用は推奨されていません。
問103-2

解熱鎮痛薬の使用上の注意として、正しいものはどれか。

  • ①痛みがある時は、予防のために痛くなる前から飲み続けると良いとされる。
  • ②効果がない場合は、指定された服用間隔を無視して、すぐに追加で飲んでも良い。
  • ③飲酒は胃粘膜への負担を増やし、肝機能障害のリスクも高めるため、服用前後は避ける。
  • ④解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある人でも、成分が違えば発作は起きないとされる。
答えと解説を見る
正解 ③飲酒は胃粘膜への負担を増やし、肝機能障害のリスクも高めるため、服用前後は避ける。
解説
アルコールは胃粘膜を刺激するため、解熱鎮痛薬による胃腸障害のリスクを高めるほか、肝臓での代謝にも影響し、肝機能障害のリスクを高める恐れがあるため、服用前後の飲酒は避けるべきとされています。

他の選択肢の誤り:
・「予防のため痛くなる前から飲み続ける」:解熱鎮痛薬は症状がある時に使用するものであり、予防目的で症状が出る前から飲み続けることは推奨されず、副作用のリスクを高めるだけです。
・「効果がなければ服用間隔を無視してすぐ追加」:指定された服用間隔を無視して追加で服用すると、過量服用による重篤な副作用のリスクが高まるため、絶対に避けるべきです。
・「喘息の既往があっても成分が違えば発作は起きない」:アスピリン喘息(NSAIDs過敏症)のある人は、成分が異なっても交差反応によって発作を起こす可能性が高いため、原則として解熱鎮痛薬(NSAIDs)の使用を避ける必要があります。

登録販売者試験の対策問題(全470問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。