2026年版・2-4

2-4 運動器系・脳神経系の一問一答

登録販売者試験「第2章:人体の働きと医薬品」から、2-4 運動器系・脳神経系に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全470問) 第2章:人体の働きと医薬品の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-4

骨の機能と代謝に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①骨はカルシウムを蓄える貯蔵庫であり、血中のカルシウム濃度を調節している。
  • ②骨の成長は思春期で完全に停止し、その後は骨吸収も骨形成も行われない。
  • ③骨組織の主成分はタンパク質であり、カルシウム等の無機質は含まれていない。
  • ④骨髄では、白血球のみが造られており、赤血球や血小板は造られていない。
答えと解説を見る
正解 ①骨はカルシウムを蓄える貯蔵庫であり、血中のカルシウム濃度を調節している。
解説
骨は体を支える役割だけでなく、体内のカルシウムの大部分を蓄えており、必要に応じて血液中にカルシウムを放出するなどして、血中カルシウム濃度を一定に保つ役割も担っています。骨は生涯を通じて、古い骨を壊す「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」を繰り返しながら少しずつ作り替えられています(骨のリモデリング)。

他の選択肢の誤り:
・「思春期で成長が停止し骨吸収も骨形成も行われない」:骨の伸びる成長は思春期頃で止まりますが、骨吸収と骨形成による作り替えは生涯を通じて続いています。
・「主成分はタンパク質で無機質は含まれない」:骨組織はコラーゲンなどのタンパク質と、カルシウムやリンなどの無機質の両方からできており、無機質が含まれないというのは誤りです。
・「骨髄では白血球のみが造られる」:骨髄では白血球だけでなく、赤血球や血小板も造られており、これを造血機能といいます。
問22-4

関節と靭帯に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①関節の骨の表面は、硬い骨組織そのものが露出しており、直接擦れ合っている。
  • ②靭帯は骨と筋肉をつなぐ組織であり、関節の動きを制御している。
  • ③関節軟骨は弾力性があり、衝撃を和らげるクッションの役割を果たしている。
  • ④腱は骨と骨をつなぐ強い結合組織であり、関節の可動域を制限している。
答えと解説を見る
正解 ③関節軟骨は弾力性があり、衝撃を和らげるクッションの役割を果たしている。
解説
関節を構成する骨の表面は弾力性のある関節軟骨で覆われており、体を動かした時の衝撃を吸収し、骨同士が滑らかに動けるようにする役割を果たしています。

他の選択肢の誤り:
・「骨組織そのものが露出し直接擦れ合う」:関節の骨の表面は硬い骨がそのまま露出しているのではなく、弾力性のある関節軟骨で覆われています。
・「靭帯は骨と筋肉をつなぐ」:靭帯は骨と骨をつなぐ丈夫な結合組織であり、関節がずれすぎないように制御しています。骨と筋肉をつなぐのは腱の役割です。
・「腱は骨と骨をつなぐ」:腱は筋肉と骨をつなぐ丈夫な結合組織(例:アキレス腱)であり、骨と骨をつなぐのは靭帯の役割です。
問32-4

筋肉(筋組織)の分類に関する記述として、正しい組み合わせはどれか。

  • ①骨格筋:横紋筋であり、自分の意志で動かせる随意筋である。
  • ②心筋:平滑筋であり、自分の意志で動かせる随意筋である。
  • ③平滑筋:消化管の壁などにあり、自分の意志で動かせる随意筋である。
  • ④骨格筋:平滑筋であり、自分の意志では動かせない不随意筋である。
答えと解説を見る
正解 ①骨格筋:横紋筋であり、自分の意志で動かせる随意筋である。
解説
骨格筋は顕微鏡で見ると横縞模様(横紋)が見える横紋筋の一種で、自分の意志で動かすことができる随意筋です。体を動かす際に働く筋肉の多くがこの骨格筋にあたります。

他の選択肢の誤り:
・「心筋は平滑筋で随意筋」:心筋は横紋筋の一種ですが、自分の意志では動かせない不随意筋であり、平滑筋でも随意筋でもありません。
・「平滑筋は消化管の壁等にあり随意筋」:消化管の壁などにある平滑筋は横縞のない筋肉で、自律神経に支配される不随意筋であり、自分の意志で動かすことはできません。
・「骨格筋は平滑筋で不随意筋」:骨格筋は平滑筋ではなく横紋筋であり、また自分の意志で動かせる随意筋であるため、この記述は誤りです。
問42-4

脳の各部位の働きに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①小脳は、記憶や思考、感情などの高度な精神活動を主に司っているとされる。
  • ②脳幹(延髄など)は、呼吸や心拍などの生命維持に不可欠な機能を調節する。
  • ③大脳は、平衡感覚を保ち、体の精密な動きを調整する役割を持っている。
  • ④視床下部は、視覚情報を処理する中枢であるとされているものである。
答えと解説を見る
正解 ②脳幹(延髄など)は、呼吸や心拍などの生命維持に不可欠な機能を調節する。
解説
脳幹は延髄や中脳などからなる部分で、呼吸や心拍、血圧の調節など、生命を維持する上で欠かせない機能を担っているため「生命の座」とも呼ばれます。

他の選択肢の誤り:
・「小脳が記憶・思考・感情等の高度な精神活動を司る」:記憶や思考、感情などの高度な精神活動を主に司るのは大脳(特に大脳皮質)であり、小脳の主な働きは平衡感覚の維持や運動の調節です。
・「大脳が平衡感覚を保ち精密な動きを調整する」:平衡感覚を保ち、体の精密な動きを調整するのは小脳の働きであり、大脳の働きではありません。
・「視床下部が視覚情報を処理する」:視床下部は自律神経系やホルモン分泌の調節を担う中枢であり、視覚情報を処理するのは大脳皮質の視覚野です。
問52-4

血液脳関門に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①脳の血管には特殊なバリア機能があり、全ての物質の通過を完全に遮断している。
  • ②医薬品の成分は、血液脳関門を通過しないため、脳に副作用を起こすことはない。
  • ③小児では血液脳関門が未発達なため、医薬品成分が脳に移行しやすい。
  • ④脂溶性の低い物質ほど、血液脳関門を通過して脳組織へ移行しやすい。
答えと解説を見る
正解 ③小児では血液脳関門が未発達なため、医薬品成分が脳に移行しやすい。
解説
血液脳関門は、血液中の様々な物質が脳の組織へ無秩序に移行するのを防ぐバリアのような仕組みですが、小児ではこの仕組みが未発達であるため、医薬品の成分が脳に移行しやすく、中枢神経系の副作用(眠気や興奮、痙攣等)を起こしやすいとされています。

他の選択肢の誤り:
・「全ての物質の通過を完全に遮断している」:血液脳関門は全ての物質を遮断するわけではなく、物質の性質によっては通過して脳に移行するものもあります。
・「医薬品成分は通過しないため副作用を起こさない」:抗ヒスタミン成分など、実際に血液脳関門を通過して脳に作用し、眠気等の中枢神経系の副作用を引き起こす医薬品成分は存在します。
・「脂溶性の低い物質ほど通過しやすい」:一般に、脂溶性の低い物質は血液脳関門を通過しにくく、逆に脂溶性が高い(油に溶けやすい)物質ほど脳組織へ移行しやすい性質があります。
問62-4

自律神経系に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①交感神経と副交感神経は、互いに拮抗(反対)する働きをしている。
  • ②休息時やリラックスしている時には、交感神経が優位に働いている。
  • ③緊張時やストレスがかかった時には、副交感神経が優位に働いている。
  • ④自律神経系は、大脳皮質の指令を受けて意識的にコントロールできる。
答えと解説を見る
正解 ①交感神経と副交感神経は、互いに拮抗(反対)する働きをしている。
解説
自律神経系は交感神経と副交感神経の2種類からなり、多くの器官において両者は互いに反対の働きをしながらバランスを取っています。これを拮抗二重支配と呼びます。

他の選択肢の誤り:
・「休息時に交感神経が優位」:休息時やリラックスしている時に優位になるのは副交感神経であり、交感神経ではありません。
・「緊張時に副交感神経が優位」:緊張時やストレスがかかった時に優位になるのは交感神経であり、副交感神経ではありません。
・「大脳皮質の指令で意識的にコントロールできる」:自律神経系はその名の通り、意識とは無関係に自動的に働く神経系であり、大脳皮質の指令によって意識的にコントロールすることはできません。
問72-4

交感神経が優位になった時の身体の反応として、正しいものはどれか。

  • ①瞳孔が収縮する。
  • ②気管支が拡張する。
  • ③心拍数が減少する。
  • ④腸の運動が活発になる。
答えと解説を見る
正解 ②気管支が拡張する。
解説
交感神経が優位になる緊張時や運動時には、体が多くの酸素を取り込めるように気管支が拡張します。これは、いわゆる「闘争か逃走か」の状態に体を備えさせるための反応の一つです。

他の選択肢の誤り:
・「瞳孔が収縮する」:交感神経が優位になると、遠くをよく見えるようにするため瞳孔は収縮ではなく散大します。
・「心拍数が減少する」:交感神経が優位になると、全身に血液を送るため心拍数は減少ではなく増加します。
・「腸の運動が活発になる」:交感神経が優位になると、消化よりも活動を優先するため、腸の運動はむしろ抑制されます。
問82-4

副交感神経が優位になった時の身体の反応として、正しいものはどれか。

  • ①唾液の分泌が抑制され、口の中が乾いてしまう。
  • ②膀胱の排尿筋が収縮し、排尿が促進される。
  • ③末梢血管が収縮し、血圧が上昇していく。
  • ④肝臓でのグリコーゲン分解が進み、血糖値が上がる。
答えと解説を見る
正解 ②膀胱の排尿筋が収縮し、排尿が促進される。
解説
副交感神経が優位になるリラックスした状態では、膀胱の排尿筋が収縮して排尿が促進されます。リラックスしている時にトイレに行きたくなりやすいのは、この仕組みによるものです。

他の選択肢の誤り:
・「唾液の分泌が抑制され口が乾く」:副交感神経が優位になると、食事に備えて唾液の分泌はむしろ盛んになります。唾液の分泌が抑制されて口が乾くのは、交感神経が優位な緊張時の反応です。
・「末梢血管が収縮し血圧が上昇する」:副交感神経が優位になると、血管は収縮ではなく拡張し、血圧はむしろ低下する方向に働きます。
・「グリコーゲン分解が進み血糖値が上がる」:肝臓でのグリコーゲン分解を進めて血糖値を上げるのは交感神経の働きであり、副交感神経の働きではありません。
問92-4

神経伝達物質に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①交感神経の末端から放出される主な伝達物質は、アセチルコリンである。
  • ②副交感神経の末端から放出される主な伝達物質は、ノルアドレナリンである。
  • ③アセチルコリンは、骨格筋の神経筋接合部でも伝達物質として働く。
  • ④神経伝達物質は一度放出されると分解されず、永久に作用し続ける。
答えと解説を見る
正解 ③アセチルコリンは、骨格筋の神経筋接合部でも伝達物質として働く。
解説
アセチルコリンは副交感神経の末端で使われる伝達物質であるだけでなく、骨格筋を動かす運動神経の末端(神経筋接合部)でも、筋肉を収縮させるための伝達物質として働いています。

他の選択肢の誤り:
・「交感神経末端の主な伝達物質はアセチルコリン」:交感神経の末端から放出される主な伝達物質はノルアドレナリンであり、アセチルコリンではありません(汗腺など一部の例外を除く)。
・「副交感神経末端の主な伝達物質はノルアドレナリン」:副交感神経の末端から放出される主な伝達物質はアセチルコリンであり、ノルアドレナリンではありません。
・「神経伝達物質は分解されず永久に作用し続ける」:神経伝達物質は放出された後、速やかに分解されたり再取り込みされたりすることで作用が終わるようになっており、永久に作用し続けることはありません。
問102-4

疲労と睡眠に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①疲労は肉体的な活動のみが原因であり、精神的なストレスは原因とならない。
  • ②レム睡眠は深い眠りであり、脳も体も完全に休息している状態である。
  • ③ノンレム睡眠は浅い眠りであり、この間に夢を見ることが多いとされる。
  • ④睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、傷ついた組織の修復などが行われる。
答えと解説を見る
正解 ④睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、傷ついた組織の修復などが行われる。
解説
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、日中の活動で傷ついた体の組織の修復や、疲労の回復が行われています。十分な睡眠をとることは、心身の健康を保つ上で重要です。

他の選択肢の誤り:
・「疲労は肉体的活動のみが原因」:疲労は肉体的な活動だけでなく、精神的なストレスによっても引き起こされます。
・「レム睡眠は深い眠りで脳も体も完全休息」:レム睡眠は体が休息していても脳は比較的活発に働いている浅い眠りの状態で、この間に夢を見ることが多いとされています。
・「ノンレム睡眠は浅い眠りで夢を見ることが多い」:ノンレム睡眠は脳も体もしっかり休息している深い眠りの状態であり、夢を見ることが多いのはノンレム睡眠ではなくレム睡眠です。

登録販売者試験の対策問題(全470問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。