2026年版・2-3

2-3 泌尿器系・感覚器系の一問一答

登録販売者試験「第2章:人体の働きと医薬品」から、2-3 泌尿器系・感覚器系に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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アプリ形式で解く(全470問) 第2章:人体の働きと医薬品の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-3

腎臓の構造と機能に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①腎臓は腹腔内の上部、背骨の左右に一対あるソラマメ型の臓器である。
  • ②腎小体(糸球体とボウマン嚢)では、タンパク質などの大きな分子も濾過される。
  • ③尿細管では、必要な水分や電解質は再吸収されず、全て尿として排出される。
  • ④腎臓は血液中の老廃物を除去するだけで、ホルモンの産生は行わない。
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正解 ①腎臓は腹腔内の上部、背骨の左右に一対あるソラマメ型の臓器である。
解説
腎臓は背骨(脊柱)を挟んで左右対称に一対あり、ソラマメのような形をしています。血液を濾過して老廃物を尿として排出するとともに、体内の水分や電解質のバランスを一定に保つ重要な役割を担っています。

他の選択肢の誤り:
・「タンパク質等の大きな分子も濾過される」:腎小体では血液中の小さな分子だけが濾過され、タンパク質や血球のような大きな分子は通常濾過されずに血液中にとどまります。
・「水分や電解質は再吸収されず全て尿として排出される」:尿細管では、濾過された原尿に含まれる水分や電解質の大部分(約99%)が再吸収され、残りだけが尿として排出されます。
・「ホルモンの産生は行わない」:腎臓は赤血球の産生を促すエリスロポエチンなどのホルモンも産生しており、老廃物の除去だけを行っているわけではありません。
問22-3

副腎に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①腎臓のすぐ下部に位置し、消化酵素を分泌する臓器であるとされる。
  • ②副腎皮質からはアドレナリンが分泌されており、自律神経に作用する。
  • ③副腎髄質からはアルドステロンが分泌されており、塩分の代謝に関わる。
  • ④副腎皮質からは、体内の電解質や糖代謝に関わるホルモンが分泌される。
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正解 ④副腎皮質からは、体内の電解質や糖代謝に関わるホルモンが分泌される。
解説
副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ位置する内分泌腺で、外側の皮質と内側の髄質からなります。副腎皮質からは、体内の電解質(塩分)バランスに関わるアルドステロンや、糖代謝に関わるコルチゾールなどのホルモンが分泌されます。

他の選択肢の誤り:
・「腎臓の下部に位置し消化酵素を分泌する」:副腎は腎臓の下ではなく上部に位置しており、消化酵素ではなくホルモンを分泌する内分泌腺です。
・「副腎皮質からアドレナリンが分泌される」:アドレナリンやノルアドレナリンを分泌するのは副腎皮質ではなく副腎髄質です。
・「副腎髄質からアルドステロンが分泌される」:アルドステロンを分泌するのは副腎髄質ではなく副腎皮質であり、部位が逆になっています。
問32-3

尿路(尿管、膀胱、尿道)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①尿管は腎臓から膀胱へと尿を運ぶ細長い管で、尿の逆流を防ぐ仕組みがある。
  • ②膀胱は尿を一時的に溜めておく袋状の器官で、平滑筋でできている。
  • ③女性の尿道は男性よりも長く、細菌が侵入しにくいため膀胱炎になりにくい。
  • ④高齢者は膀胱を支える筋肉が衰え、尿失禁や頻尿を起こしやすくなる。
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正解 ③女性の尿道は男性よりも長く、細菌が侵入しにくいため膀胱炎になりにくい。
解説
実際には女性の尿道は男性に比べて短く(成人でおよそ3~4cm程度)、体外から細菌が膀胱に侵入しやすい構造になっているため、女性の方が膀胱炎になりやすい傾向があります。長いため侵入しにくいという記述は事実と逆であり、誤りです。

他の選択肢について(いずれも正しい記述):
・「尿管は逆流を防ぐ仕組みがある」:尿管が膀胱に入る部分には、膀胱にたまった尿が逆流しないようにする仕組みが備わっています。
・「膀胱は袋状で平滑筋でできている」:膀胱は尿を一時的にためておく袋状の器官で、壁は意志とは関係なく働く平滑筋でできています。
・「高齢者は膀胱の筋肉が衰え尿失禁や頻尿を起こしやすい」:加齢により膀胱を支える筋肉の働きが低下すると、尿意を我慢しにくくなったり、トイレの回数が増えたりすることがあります。
問42-3

目の構造において、カメラの「レンズ」の役割を果たし、厚みを変えてピントを調節する部分はどれか。

  • ①角膜
  • ②水晶体
  • ③網膜
  • ④虹彩
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正解 ②水晶体
解説
水晶体はカメラのレンズにあたる透明な組織で、周囲を取り囲む毛様体という筋肉の働きによって厚みを変え、見ようとする物までの距離に応じてピントを合わせています。近くを見る時は厚く、遠くを見る時は薄くなります。

他の選択肢の誤り:
・「角膜」:目の一番外側にある透明な膜で、光を最初に取り入れる窓のような役割を果たしますが、厚みを変えてピントを調節する働きはありません。
・「網膜」:眼球の奥にあり、光の情報を電気信号に変換するカメラのフィルムのような役割を果たす部分です。
・「虹彩」:瞳孔(ひとみ)の大きさを変化させ、目に入る光の量を調節するカメラの絞りのような役割を果たす部分です。
問52-3

目の網膜にある視細胞に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①ビタミンAが不足すると、光を感じるロドプシンの生成が滞り、夜盲症になる。
  • ②視細胞には色を識別する桿体細胞と、明暗を識別する錐体細胞がある。
  • ③網膜の中心窩には視細胞が全くなく、光を感じない部分(盲点)となっている。
  • ④視細胞で受け取った情報は、顔面神経を通って脳に伝えられている。
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正解 ①ビタミンAが不足すると、光を感じるロドプシンの生成が滞り、夜盲症になる。
解説
ロドプシンは、網膜の桿体細胞に存在する光を感じ取るための物質で、ビタミンAを材料として作られます。ビタミンAが不足するとロドプシンが十分に作られなくなり、暗い場所で物が見えにくくなる夜盲症を起こすことがあります。

他の選択肢の誤り:
・「桿体細胞が色を識別し、錐体細胞が明暗を識別する」:実際は逆で、色を識別するのは錐体細胞、明暗を識別する(暗い場所で働く)のは桿体細胞です。
・「中心窩には視細胞がなく盲点になっている」:中心窩は視細胞が最も密集しており、視力が最も高い部分です。視細胞が存在せず光を感じない盲点は、視神経が眼球から出ていく視神経乳頭という別の部分にあります。
・「情報は顔面神経を通って脳に伝わる」:視細胞が受け取った情報を脳に伝えるのは顔面神経ではなく視神経です。
問62-3

耳の構造における「内耳」の役割として、正しいものはどれか。

  • ①鼓膜の振動を増幅して、奥へと伝えている(耳小骨の役割)。
  • ②外気圧と中耳内の気圧のバランスを調整している(耳管の役割)。
  • ③聴覚を感知する蝸牛と、平衡感覚を感知する前庭・半規管がある。
  • ④音を集めて鼓膜へと導く働きをしている(外耳道の役割)。
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正解 ③聴覚を感知する蝸牛と、平衡感覚を感知する前庭・半規管がある。
解説
内耳はリンパ液で満たされた複雑な構造をしており、音を感知する蝸牛と、体の傾きや回転といった平衡感覚を感知する前庭・半規管が存在します。前庭は体の傾きや重力の方向を、半規管は体の回転を感知しています。

他の選択肢の誤り:
・「鼓膜の振動を増幅する」:これは中耳にある耳小骨(つち骨・きぬた骨・あぶみ骨)の役割であり、内耳の役割ではありません。
・「気圧のバランスを調整する」:これは中耳と咽頭をつなぐ耳管の役割であり、内耳の役割ではありません。
・「音を集めて鼓膜へ導く」:これは耳の入り口から鼓膜までの外耳道の役割であり、内耳の役割ではありません。
問72-3

鼻に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①鼻腔の上部にある嗅細胞は、匂いの化学物質を感知して嗅神経に伝える。
  • ②鼻腔内は乾燥しており、細菌の繁殖を防ぐために粘液は分泌されない。
  • ③副鼻腔は鼻腔とつながっていない独立した空洞で、炎症を起こすことはない。
  • ④鼻づまりは、鼻腔内の血管が収縮し、粘膜が薄くなることで起こる。
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正解 ①鼻腔の上部にある嗅細胞は、匂いの化学物質を感知して嗅神経に伝える。
解説
鼻腔の上部にある嗅細胞は、空気中の匂いの元となる化学物質を感知すると、その情報を嗅神経を通じて脳に伝えます。嗅覚は非常に鋭敏である一方、同じ匂いに長時間さらされると感じにくくなる順応(慣れ)が起こりやすい感覚でもあります。

他の選択肢の誤り:
・「鼻腔内は乾燥し粘液は分泌されない」:鼻腔の粘膜からは粘液が分泌されており、吸い込んだ空気を加湿するとともに、細菌やほこりを捕らえて感染を防ぐ役割を果たしています。
・「副鼻腔は独立していて炎症を起こさない」:副鼻腔は鼻腔と細い管でつながっており、鼻腔の炎症が波及すると副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)を起こすことがあります。
・「鼻づまりは血管収縮で粘膜が薄くなる」:鼻づまりは、鼻腔内の血管が拡張して粘膜が腫れることで空気の通り道が狭くなって起こるものであり、血管が収縮して粘膜が薄くなるわけではありません。
問82-3

めまい(眩暈)の発現に関与する器官として、最も関連が深いものはどれか。

  • ①角膜
  • ②蝸牛
  • ③内耳(前庭・半規管)
  • ④耳介
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正解 ③内耳(前庭・半規管)
解説
前庭と半規管は体の傾きや回転といった平衡感覚を感知する器官であり、これらに異常が生じると平衡感覚が乱れ、めまい(メニエール病等)を引き起こす原因となります。

他の選択肢の誤り:
・「角膜」:目の一番外側にある透明な膜であり、光を取り入れる働きをしますが、平衡感覚やめまいには関与しません。
・「蝸牛」:内耳にある構造ですが、音を感知する聴覚に関与する部分であり、平衡感覚を司る部分ではありません。
・「耳介」:いわゆる耳たぶを含む耳の外側に見える部分で、音を集める役割はありますが、平衡感覚には関与しません。
問92-3

目の調節機能の低下に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①目のピント調節にかかわらず近くの物が見えにくくなる状態を「近視」と呼ぶ。
  • ②水晶体の弾力性が低下し、ピント調節がうまくできなくなる状態を「老視」という。
  • ③ビタミンB12を過剰に摂取し続けると、目の調節機能を悪化させる原因となっている。
  • ④眼精疲労とは、ひと晩の睡眠をとればすぐに回復する一時的な目の疲れである。
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正解 ②水晶体の弾力性が低下し、ピント調節がうまくできなくなる状態を「老視」という。
解説
いわゆる「老眼」のことで、加齢によって水晶体の弾力性が失われ、近くの物にピントを合わせにくくなる状態を指します。

他の選択肢の誤り:
・「近くが見えにくい状態を近視という」:近視とは遠くの物が見えにくくなる屈折異常のことであり、近くの物が見えにくくなる状態を指す言葉ではありません。
・「ビタミンB12の過剰摂取が調節機能を悪化させる」:目の調節機能の悪化とビタミンB12の過剰摂取との間に、このような関係は確認されていません。
・「眼精疲労は睡眠ですぐ回復する一時的な疲れ」:眼精疲労は、休息や睡眠をとっても十分に回復せず、目の痛みやかすみに加えて頭痛や肩こりなど全身の症状を伴うことがある状態を指し、単なる一時的な目の疲れとは区別されます。
問102-3

涙液(涙)の働きとして、誤っているものはどれか。

  • ①角膜に酸素や栄養分を供給する働きを持っている。
  • ②リゾチームや免疫グロブリンを含み、細菌等の感染を防ぐ。
  • ③角膜の表面を滑らかにし、光の屈折を助ける働きがある。
  • ④まぶたの裏側にある涙嚢(るいのう)で産生される。
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正解 ④まぶたの裏側にある涙嚢(るいのう)で産生される。
解説
涙液を作り出しているのは、上まぶたの外側あたりにある涙腺です。涙嚢は、涙腺で作られた涙が鼻腔へ排出されるまでの通り道(涙道)の途中にある部分であり、涙を産生する器官ではありません。

他の選択肢について(いずれも正しい記述):
・「角膜に酸素や栄養分を供給する」:角膜には血管が通っていないため、涙液が酸素や栄養分を運ぶ重要な役割を果たしています。
・「リゾチームや免疫グロブリンを含み感染を防ぐ」:涙液には抗菌作用のあるリゾチームや、免疫に関わる免疫グロブリンが含まれており、目を細菌等の感染から守っています。
・「角膜表面を滑らかにし光の屈折を助ける」:涙液は角膜の表面を薄く覆って滑らかに保ち、光が適切に屈折して目の奥まで届くのを助けています。

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