2026年版・2-2

2-2 呼吸器系・循環器系の一問一答

登録販売者試験「第2章:人体の働きと医薬品」から、2-2 呼吸器系・循環器系に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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アプリ形式で解く(全470問) 第2章:人体の働きと医薬品の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

呼吸器系の構造に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①鼻腔の内壁は乾燥しており、吸い込んだ空気をそのまま肺へ送る。
  • ②咽頭は呼吸器系のみに属し、消化器系とは完全に分離している。
  • ③喉頭の大部分は軟骨でできており、発声器としての役割も持つ。
  • ④右肺と左肺は同じ大きさで、どちらも2つの肺葉に分かれている。
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正解 ③喉頭の大部分は軟骨でできており、発声器としての役割も持つ。
解説
喉頭には声帯という薄いひだ状の粘膜があり、呼気によってこれを振動させることで声を出します。喉頭の大部分は軟骨で形作られており、外部からの圧迫に対して気道を保護する役割もあります。

他の選択肢の誤り:
・「鼻腔の内壁は乾燥している」:鼻腔の内壁は粘液を分泌する粘膜で覆われ、線毛とともに空気を加湿・加温し、ほこりや細菌を捕らえて浄化する働きをしています。
・「咽頭は呼吸器系のみに属する」:咽頭は空気の通り道であると同時に食物の通り道でもあり、呼吸器系と消化器系の両方に属する部分です。
・「右肺と左肺は同じ大きさで2肺葉」:右肺は3つの肺葉、左肺は心臓が収まる分だけ小さく2つの肺葉に分かれており、左右で大きさも構造も異なります。
問22-2

肺の機能とガス交換に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①肺自体には筋肉がないため、横隔膜や肋間筋の動きによって呼吸する。
  • ②肺胞内でのガス交換は、エネルギーを使って酸素を積極的に取り込む。
  • ③二酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすく、運搬されやすい。
  • ④肺胞の壁は厚い筋肉で覆われており、外部の刺激から守られている。
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正解 ①肺自体には筋肉がないため、横隔膜や肋間筋の動きによって呼吸する。
解説
肺そのものは自ら動く筋肉を持たず、胸腔の底にある横隔膜や、肋骨の間にある肋間筋が動いて胸腔の容積を変化させることで、受動的に膨らんだり縮んだりしています。

他の選択肢の誤り:
・「ガス交換はエネルギーを使って積極的に取り込む」:肺胞でのガス交換は、酸素や二酸化炭素の濃度の高い方から低い方へ移動する拡散という現象によって行われ、エネルギーを消費する能動的な取り込みではありません。
・「二酸化炭素の方が酸素よりヘモグロビンと結合しやすい」:ヘモグロビンと結合しやすいのは酸素であり、酸素はヘモグロビンと結合することで全身に効率よく運搬されます。
・「肺胞の壁は厚い筋肉で覆われている」:肺胞の壁は薄い膜状の構造をしており、ガス交換を効率よく行えるようになっています。厚い筋肉で覆われているわけではありません。
問32-2

心臓の構造に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①心臓は左右の心房と左右の心室の4つの部屋に分かれている。
  • ②左心室からは肺動脈が出ており、肺へ血液を送り出している。
  • ③右心室からは大動脈が出ており、全身へ血液を送り出している。
  • ④心臓の筋肉(心筋)は、自分の意志で動かせる横紋筋である。
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正解 ①心臓は左右の心房と左右の心室の4つの部屋に分かれている。
解説
心臓は上部にある左右の心房と、下部にある左右の心室という4つの部屋に分かれており、これらが規則正しく収縮・拡張することで血液を全身に送り出しています。

他の選択肢の誤り:
・「左心室から肺動脈が出て肺へ送る」:左心室から出て全身へ血液を送るのは大動脈であり、肺動脈が出るのは右心室です。
・「右心室から大動脈が出て全身へ送る」:右心室から出て肺へ血液を送るのは肺動脈であり、大動脈が出るのは左心室です。
・「心筋は自分の意志で動かせる」:心筋は横紋筋という種類の筋肉ですが、自律神経に支配される不随意筋であり、自分の意志で動かしたり止めたりすることはできません。
問42-2

血管系に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①動脈は、心臓から送り出される血液が通る血管で、弾力性がある。
  • ②静脈には、血液の逆流を防ぐための弁が発達している。
  • ③毛細血管は、単層の細胞壁からなり、物質交換の場となっている。
  • ④全ての動脈には、例外なく酸素を多く含む動脈血が流れている。
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正解 ④全ての動脈には、例外なく酸素を多く含む動脈血が流れている。
解説
「動脈」とは心臓から送り出される血液が流れる血管を指す名称であり、含まれる血液の種類(動脈血か静脈血か)とは別の概念です。例外として、肺動脈には全身から戻ってきた二酸化炭素を多く含む静脈血が流れています。逆に、肺から心臓へ戻る肺静脈には酸素を多く含む動脈血が流れており、血管の名称と血液の種類は必ずしも一致しません。

他の選択肢について(いずれも正しい記述):
・「動脈は弾力性がある」:動脈は心臓から送り出される血液の高い圧力に耐えられるよう、厚く弾力性に富んだ血管壁を持っています。
・「静脈には逆流防止の弁がある」:静脈は動脈に比べて血圧が低いため、血液が逆流しないよう所々に弁が発達しています。
・「毛細血管は単層の細胞壁で物質交換の場となる」:毛細血管は非常に薄い単層の細胞壁でできており、酸素や栄養分、老廃物などが血液と組織の間で交換される場となっています。
問52-2

血液の成分とその働きに関する記述として、正しい組み合わせはどれか。

  • ①赤血球:免疫反応に関与し、細菌等の異物を取り込んで分解する。
  • ②白血球:酸素を全身の組織へ運搬する役割を担っている。
  • ③血小板:血管が損傷した際に凝集し、止血する役割を担う。
  • ④血漿:血液の細胞成分であり、骨髄内で産生されている。
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正解 ③血小板:血管が損傷した際に凝集し、止血する役割を担う。
解説
血小板は、血管が傷ついた際にその部分に集まって凝集し、血液を凝固させて出血を止める働きをする血液成分です。

他の選択肢の誤り:
・「赤血球は免疫反応に関与し異物を分解する」:異物を取り込んで分解するのは白血球の働きであり、赤血球はヘモグロビンを含み酸素を運搬する役割を担っています。
・「白血球は酸素を運搬する」:酸素を全身の組織へ運搬するのは赤血球の働きであり、白血球は細菌等の異物から体を守る免疫の働きを担っています。
・「血漿は細胞成分で骨髄内で産生される」:血漿は血液の液体成分であり、細胞成分ではありません。赤血球・白血球・血小板といった血液の細胞成分が骨髄で作られるのに対し、血漿は水分に栄養分やホルモンなどを溶かし込んだ液体です。
問62-2

脾臓(ひぞう)の機能として、正しいものはどれか。

  • ①胆汁を濃縮して貯蔵しておく働きがある。
  • ②古くなった赤血球を濾過して破壊・処理する。
  • ③インスリンを分泌して血糖値を調節している。
  • ④尿を生成して膀胱へと送り出す働きがある。
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正解 ②古くなった赤血球を濾過して破壊・処理する。
解説
脾臓は握りこぶし大のスポンジ状の臓器で、血液中を流れる古くなった赤血球を濾過して壊し、処理する役割を担っています。また、リンパ球を増殖させるなど、免疫機能の一端も担っています。

他の選択肢の誤り:
・「胆汁を濃縮して貯蔵する」:これは脾臓ではなく胆嚢の働きです。
・「インスリンを分泌して血糖値を調節する」:これは脾臓ではなく膵臓(ランゲルハンス島)の働きです。
・「尿を生成して膀胱へ送る」:これは脾臓ではなく腎臓の働きです。
問72-2

リンパ系に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①リンパ液は、心臓の強力なポンプ作用によって全身を循環しているとされる。
  • ②リンパ管には逆流防止のための弁がなく、常に双方向へ自由に流れるとされる。
  • ③リンパ節は、細菌やウイルスなどの異物を濾過し、免疫反応を起こす場所である。
  • ④リンパ液の成分は血液と全く異なるものであり、白血球を含んでいないとされる。
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正解 ③リンパ節は、細菌やウイルスなどの異物を濾過し、免疫反応を起こす場所である。
解説
リンパ節は、リンパ管の途中にある豆粒状の組織で、リンパ液の中に含まれる細菌やウイルスなどの異物を濾過し、免疫細胞が働いて異物を排除する免疫反応の場となっています。体に感染が起こると、リンパ節が腫れて痛むことがあるのはこのためです。

他の選択肢の誤り:
・「心臓のポンプ作用で循環する」:リンパ液の流れには心臓のようなポンプはなく、周囲の筋肉の収縮や体の動きによってゆっくりと流れています。
・「弁がなく双方向に流れる」:リンパ管には血管の静脈と同様に逆流を防ぐための弁が発達しており、一方向にのみ流れます。
・「白血球を含まない」:リンパ液は血漿の一部が組織にしみ出したものであり、白血球の一種であるリンパ球を含んでいます。
問82-2

血圧に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①心臓が収縮して血液を送り出す時の血圧のことを最小血圧という。
  • ②心臓が拡張して血液を溜め込む時の血圧のことを最大血圧という。
  • ③高血圧は、動脈硬化や脳卒中などの生活習慣病のリスク因子となる。
  • ④血圧は一日の中で一定であり、運動や緊張によって変動することはない。
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正解 ③高血圧は、動脈硬化や脳卒中などの生活習慣病のリスク因子となる。
解説
血圧が高い状態が続くと、血管の壁に過度な圧力がかかり続け、血管が傷んで硬くなる動脈硬化が進みやすくなります。動脈硬化はさらに脳卒中や心疾患など、重大な生活習慣病を引き起こす危険因子となります。

他の選択肢の誤り:
・「収縮時の血圧を最小血圧という」:心臓が収縮して血液を送り出す時の血圧は最大血圧(収縮期血圧)であり、最小血圧ではありません。
・「拡張時の血圧を最大血圧という」:心臓が拡張して血液を溜め込む時の血圧は最小血圧(拡張期血圧)であり、最大血圧ではありません。
・「血圧は一日中一定で変動しない」:血圧は運動や精神的な緊張、時間帯などによって常に変動しており、一日中一定というわけではありません。
問92-2

アルブミンに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①血液の凝固に直接関与するタンパク質であるとされている。
  • ②免疫グロブリンとも呼ばれ、体内に侵入した異物を攻撃する抗体である。
  • ③血漿タンパク質の中で最も多く、血液の浸透圧を保持する働きがある。
  • ④酸素と強く結合し、全身の組織へ酸素を運搬する働きを持つ。
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正解 ③血漿タンパク質の中で最も多く、血液の浸透圧を保持する働きがある。
解説
アルブミンは血漿タンパク質の中で最も多く含まれる成分で、血液の浸透圧を一定に保つ働きをしています。また、医薬品の成分など様々な物質と結合し、血液中でそれらを運搬する役割も果たしています。

他の選択肢の誤り:
・「血液の凝固に関与する」:血液の凝固に関与する血漿タンパク質はフィブリノゲンであり、アルブミンではありません。
・「免疫グロブリンとも呼ばれ抗体として働く」:異物を攻撃する抗体として働くのはグロブリン(免疫グロブリン)であり、アルブミンとは異なる血漿タンパク質です。
・「酸素と結合して運搬する」:酸素と結合して全身に運搬するのは赤血球に含まれるヘモグロビンの働きであり、アルブミンの働きではありません。
問102-2

呼吸運動において、息を吸う時(吸気)の状態として正しいものはどれか。

  • ①横隔膜が弛緩して上がり、胸腔の容積が狭くなる。
  • ②横隔膜が収縮して下がり、胸腔の容積が広がる。
  • ③肋間筋が弛緩して肋骨が下がり、肺が圧迫される。
  • ④肺自体の筋肉が収縮して、空気を吸い込む。
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正解 ②横隔膜が収縮して下がり、胸腔の容積が広がる。
解説
息を吸う時(吸気)には、横隔膜が収縮して下方向へ下がり、同時に肋間筋も働いて肋骨が持ち上がることで、胸腔の容積が広がります。これにより胸腔内の圧力が下がり(陰圧になり)、外の空気が肺の中に吸い込まれます。

他の選択肢の誤り:
・「横隔膜が弛緩して上がり狭くなる」:これは息を吐く時(呼気)の動きであり、吸気時の動きとは逆です。
・「肋間筋が弛緩して肋骨が下がり肺が圧迫される」:これも呼気時の動きであり、吸気の際には肋間筋が働いて肋骨が持ち上がります。
・「肺自体の筋肉が収縮して吸い込む」:肺そのものには筋肉がなく、自ら収縮して空気を吸い込むことはできません。呼吸は横隔膜や肋間筋の動きによって受動的に行われます。

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