2026年版・3-13

3-13 公衆衛生用薬(消毒薬・殺虫剤・忌避剤)の一問一答

登録販売者試験「第3章:主な医薬品とその作用」から、3-13 公衆衛生用薬(消毒薬・殺虫剤・忌避剤)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全470問) 第3章:主な医薬品とその作用の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-13

「殺菌・消毒」の意味に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①生存している微生物の数を単に減らすことのみを指し、感染力の有無は問わないとされている。
  • ②全ての微生物を完全に死滅・除去することのみを指し、他の状態は含まれないとされる。
  • ③物質の化学的な作用等によって、病原性のある微生物を死滅させ感染力を失わせることをいう。
  • ④物理的な手段(加熱等)のみを指し、化学的な薬剤による作用は含まれないとされる。
答えと解説を見る
正解 ③物質の化学的な作用等によって、病原性のある微生物を死滅させ感染力を失わせることをいう。
解説
殺菌・消毒とは、物質の化学的な作用等によって、病原性のある微生物を死滅させたり、感染力を失わせたりすることをいいます。これに対して、全ての微生物を完全に死滅・除去することは「滅菌」と呼ばれ、殺菌・消毒とは区別されます。

他の選択肢の誤り:
・「微生物の数を単に減らすことのみを指す」:殺菌・消毒は単に数を減らすだけでなく、病原性のある微生物の感染力を失わせることを含む概念です。
・「全ての微生物を完全に死滅・除去することのみを指す」:これは殺菌・消毒ではなく「滅菌」の説明であり、両者は区別されます。
・「物理的な手段のみを指す」:殺菌・消毒には、加熱等の物理的な手段だけでなく、化学的な薬剤による作用も含まれます。
問23-13

クレゾール石ケン液に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①殺菌消毒作用は持たず、専ら洗浄目的にのみ用いられる成分であるとされる。
  • ②皮膚刺激性はほとんどなく、原液のまま皮膚に使用しても問題ないとされる。
  • ③全てのウイルスに対して強い不活性効果を示す殺菌消毒成分であるとされる。
  • ④一般細菌類・真菌類に効くが、大部分のウイルスには不活性効果を示さない。
答えと解説を見る
正解 ④一般細菌類・真菌類に効くが、大部分のウイルスには不活性効果を示さない。
解説
クレゾール石ケン液は一般細菌類、真菌類に対しては殺菌消毒作用を示しますが、大部分のウイルスに対しては効果が乏しいとされています。原液は皮膚刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないよう注意が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「殺菌消毒作用は持たず洗浄目的にのみ用いられる」:クレゾール石ケン液には殺菌消毒作用があり、洗浄のみを目的とした成分ではありません。
・「皮膚刺激性はほとんどなく原液のまま使用しても問題ない」:クレゾール石ケン液の原液は皮膚刺激性が強く、原液のまま皮膚に使用すべきではありません。
・「全てのウイルスに強い不活性効果を示す」:クレゾール石ケン液は大部分のウイルスに対して不活性効果を示さず、全てのウイルスに有効というわけではありません。
問33-13

逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム等)を用いた消毒に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①手指・皮膚等の消毒に用いられるが、一般の石鹸との混合により効果が低下することがある。
  • ②一般の石鹸と混合して使用すると、殺菌消毒効果がより高まるとの指摘もある。
  • ③結核菌や各種のウイルス全般に対しても高い不活性効果を持つ、幅広い殺菌消毒成分である。
  • ④主に真菌(カビ)にのみ効果を示し、細菌には全く効果を示さないという指摘もある。
答えと解説を見る
正解 ①手指・皮膚等の消毒に用いられるが、一般の石鹸との混合により効果が低下することがある。
解説
逆性石鹸(陽イオン界面活性剤、塩化ベンザルコニウム等)は手指・皮膚等の消毒に用いられますが、一般の石鹸(陰イオン界面活性剤)と混ざると、互いの作用を打ち消し合い殺菌消毒効果が低下することがあるため、一般の石鹸を使ったあとはよく洗い流してから使用する必要があります。

他の選択肢の誤り:
・「一般の石鹸と混合すると効果がより高まる」:実際には一般の石鹸との混合によって効果がむしろ低下するため、この記述は誤りです。
・「結核菌や各種ウイルス全般に高い不活性効果」:逆性石鹸は結核菌やウイルスに対する効果が乏しいとされており、幅広く有効な成分ではありません。
・「真菌にのみ効果を示し細菌には全く効果を示さない」:逆性石鹸は細菌に対しても殺菌消毒効果を示す成分です。
問43-13

次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①還元作用によって殺菌消毒効果を示す成分であるといわれることがある。
  • ②強い酸化力を示すが、金属腐食性があり繊維等を劣化させることがある。
  • ③金属やプラスチックへの影響は全くなく、あらゆる材質に安心して使用できる。
  • ④酸性の洗剤・洗浄剤と混合すると、より安全な気体が発生し混合使用が推奨される。
答えと解説を見る
正解 ②強い酸化力を示すが、金属腐食性があり繊維等を劣化させることがある。
解説
次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化力によって殺菌消毒作用を示す成分ですが、金属を腐食させたり、プラスチックや繊維等を劣化させたりする性質があるため、取り扱いには注意が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「還元作用によって効果を示す」:次亜塩素酸ナトリウムの殺菌消毒作用は還元作用ではなく、強い酸化作用によるものです。
・「金属やプラスチックへの影響は全くない」:実際には金属腐食性があり、プラスチックや繊維等を劣化させることがあります。
・「酸性の洗剤と混合すると安全な気体が発生し混合使用が推奨」:次亜塩素酸ナトリウムを酸性の洗剤・洗浄剤と混ぜると、有毒な塩素ガスが発生する危険があるため、絶対に混合してはいけません。
問53-13

誤って家庭用洗浄剤や消毒薬を飲み込んでしまった場合の対応に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①誤飲した場合であっても、症状がなければ医療機関へ連絡する必要は一切ない。
  • ②誤飲後は、水や牛乳を飲ませることが常に禁忌とされている対応である。
  • ③強い酸やアルカリ性の製品は、無理に吐かせるとかえって食道等を損傷し得る。
  • ④誤飲した薬剤の種類にかかわらず、必ずその場で吐かせることが最優先とされる。
答えと解説を見る
正解 ③強い酸やアルカリ性の製品は、無理に吐かせるとかえって食道等を損傷し得る。
解説
強酸性・強アルカリ性の製品を誤って飲み込んだ場合、無理に吐かせようとすると、再びその製品が食道等を通過する際に粘膜を傷つけてしまうおそれがあります。安易に自己判断で吐かせようとせず、専門家(医師や中毒情報センター等)に相談し、その指示に従うことが重要です。

他の選択肢の誤り:
・「症状がなければ医療機関への連絡は一切不要」:誤飲直後は症状が現れていなくても、後になって症状が現れることがあるため、原則として医療機関等へ連絡することが推奨されます。
・「水や牛乳を飲ませることは常に禁忌」:誤飲した物質の種類によっては、水や牛乳を飲ませることが適切な対応とされる場合もあり、常に禁忌というわけではありません。
・「種類にかかわらず必ずその場で吐かせることが最優先」:強酸・強アルカリ性の製品では、無理に吐かせることがかえって危険であるため、種類にかかわらず一律に吐かせることが最優先とはいえません。
問63-13

衛生害虫の防除を目的とする殺虫剤に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①衛生害虫とは、疾病を媒介せず、単に不快感を与えるだけの昆虫を指す用語である。
  • ②殺虫剤の効果は、対象害虫の種類にかかわらず、全て同一の機序で得られる。
  • ③殺虫剤は人体に対して全く毒性を持たない成分のみで構成されている。
  • ④有機リン系殺虫成分はアセチルコリンエステラーゼと結合し神経伝達を阻害する。
答えと解説を見る
正解 ④有機リン系殺虫成分はアセチルコリンエステラーゼと結合し神経伝達を阻害する。
解説
有機リン系殺虫成分(ジクロルボス、フェニトロチオン等)は、神経伝達に関わる酵素であるアセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することで、殺虫効果を発揮します。人体にも同様の影響を及ぼすことがあるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

他の選択肢の誤り:
・「衛生害虫は疾病を媒介せず不快感を与えるだけ」:衛生害虫は、疾病を媒介するなど人の健康に害を及ぼすおそれのある昆虫を指す用語であり、単に不快感を与えるだけの昆虫とは区別されます。
・「殺虫剤の効果は全て同一の機序」:殺虫成分には有機リン系、ピレスロイド系、昆虫成長阻害成分(IGR)等があり、それぞれ異なる機序で効果を発揮します。
・「殺虫剤は人体に全く毒性を持たない」:殺虫成分の多くは人体にも一定の影響を及ぼす可能性があるため、使用や保管に注意が必要です。
問73-13

ピレスロイド系殺虫成分に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①神経細胞の膜機能に影響を与えて殺虫作用を示し、人体への毒性は比較的低い。
  • ②殺虫効果を持たず、忌避効果のみを目的として使用される成分区分である。
  • ③有機リン系殺虫成分と全く同じ機序で、アセチルコリンエステラーゼを阻害する。
  • ④昆虫の幼虫が成虫(蛹)になるのを妨げることで効果を発揮する成分区分である。
答えと解説を見る
正解 ①神経細胞の膜機能に影響を与えて殺虫作用を示し、人体への毒性は比較的低い。
解説
ピレスロイド系殺虫成分(ペルメトリン等)は、昆虫の神経細胞の膜機能に影響を与えることで殺虫作用を示す成分で、有機リン系殺虫成分に比べて人体に対する毒性が低いとされています。

他の選択肢の誤り:
・「殺虫効果を持たず忌避効果のみを目的とする」:ピレスロイド系殺虫成分は殺虫を目的とした成分であり、忌避剤とは異なる区分です。
・「有機リン系と全く同じ機序でアセチルコリンエステラーゼを阻害」:ピレスロイド系は神経細胞の膜機能への作用によって殺虫効果を示すものであり、アセチルコリンエステラーゼを阻害する有機リン系とは機序が異なります。
・「幼虫が蛹になるのを妨げることで効果を発揮」:これは昆虫成長阻害成分(IGR)の作用機序であり、ピレスロイド系の作用機序ではありません。
問83-13

昆虫成長阻害成分(メトプレン等)に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①忌避効果のみを持ち、殺虫効果は一切示さない成分区分とされる。
  • ②幼虫が蛹になるのを妨げる等、正常な発育を妨げることで効果を示す。
  • ③成虫を直接死滅させる作用が主体であり、幼虫には効果がないとされる。
  • ④アセチルコリンエステラーゼを阻害し、成虫の神経伝達を遮断する成分。
答えと解説を見る
正解 ②幼虫が蛹になるのを妨げる等、正常な発育を妨げることで効果を示す。
解説
昆虫成長阻害成分(IGR、メトプレン等)は、幼虫が蛹になる過程を妨げるなど、昆虫の正常な発育を阻害することで防除効果を発揮する成分です。成虫を直ちに死滅させるような速効性は持ちません。

他の選択肢の誤り:
・「忌避効果のみで殺虫効果は一切ない」:昆虫成長阻害成分は、発育の段階に働きかけて防除効果を示すものであり、忌避剤とは異なる区分です。
・「成虫を直接死滅させる作用が主体で幼虫には効果がない」:実際には幼虫の発育を妨げることが主な作用であり、成虫に対する速効性はありません。
・「アセチルコリンエステラーゼを阻害し成虫の神経伝達を遮断」:これは有機リン系殺虫成分の作用機序であり、昆虫成長阻害成分の作用機序ではありません。
問93-13

忌避剤(ディート、イカリジン等)に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①忌避剤は皮膚に使用するものではなく、専ら衣類にのみ使用する製品である。
  • ②殺虫成分そのものであり、蚊やダニを直接死滅させる効果が主体である。
  • ③蚊やブユ等が吸血するのを防止する効果があるが、殺虫効果は持たない。
  • ④ディートは年齢を問わず、生後間もない乳児にも積極的な使用が推奨されている。
答えと解説を見る
正解 ③蚊やブユ等が吸血するのを防止する効果があるが、殺虫効果は持たない。
解説
忌避剤は、蚊やブユ等の虫が人体に近寄らないようにし、吸血されるのを防止する目的で使用されるものであり、虫を殺す殺虫効果は持ちません。

他の選択肢の誤り:
・「皮膚には使用せず衣類にのみ使用する」:忌避剤は皮膚に直接塗布して使用するものが主であり、衣類にのみ使用する製品ではありません。
・「殺虫成分そのもので蚊やダニを直接死滅させる」:忌避剤に殺虫効果はなく、あくまで虫を寄せ付けないようにするものです。
・「ディートは生後間もない乳児にも積極的な使用が推奨」:ディートは生後6ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされており、積極的な使用が推奨されているわけではありません。
問103-13

有機リン系殺虫成分が誤って皮膚に付着した場合の対応として、正しいものはどれか。

  • ①酸性の水で洗い流すことが、最も効果的に分解・除去できる方法とされる。
  • ②水や石けんでは分解されないため、洗い流さず乾いた布で拭き取るのみでよい。
  • ③皮膚から吸収されることはないため、特段の対応は不要とされている。
  • ④アルカリで分解されやすいため、石けん水等のアルカリ性の水でよく洗い流す。
答えと解説を見る
正解 ④アルカリで分解されやすいため、石けん水等のアルカリ性の水でよく洗い流す。
解説
有機リン系殺虫成分はアルカリ性の物質によって分解されやすい性質があるため、誤って皮膚に付着した場合は、石けん水など弱アルカリ性の水でよく洗い流すことが基本的な対応となります。

他の選択肢の誤り:
・「酸性の水で洗い流すことが最も効果的」:有機リン系殺虫成分はアルカリ性の水で分解されやすい性質があり、酸性の水が最も効果的というのは誤りです。
・「水や石けんでは分解されず乾いた布で拭き取るのみでよい」:実際にはアルカリ性の水で洗い流すことが有効であり、拭き取るだけでは不十分です。
・「皮膚から吸収されることはない」:有機リン系殺虫成分は皮膚からも吸収され得るため、付着した場合はすみやかに洗い流す必要があります。

登録販売者試験の対策問題(全470問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。